はじめに
学資保険(こども保険)のような貯蓄性のある保険の場合、保険料の払い方を工夫することで、貯蓄率を高めることができます。月払いよりも年払いのほうが貯蓄率が高くなります。また、保険期間よりも払込期間を短くすれば、貯蓄率が高くなります。
具体的なシミュレーションで検証
日本生命の学資保険で検証します。ホームページ上でシミュレーションできますので皆さんも試算して見ましょう。
○契約例
・親の年齢 40歳男性
・子どもの年齢 5歳
・保険金 総額300万円(17歳時100万円、その後1年ごとに50万円)
・保険期間 17歳まで(12年間)
◆保険料払込期間=保険期間と同じ12年間
月払い保険料19,370円(支払総額2,789,280円)→返戻率107.5%
年払いにすると・・・
年払い保険料230,630円(支払総額2,767,560円)→返戻率108.3%
◆保険料払込期間を5年に短縮すると・・・・
月払い保険料44,180円(支払総額2,650,800円)→返戻率113.1%
年払いにすると・・・
年払い保険料526,130円(支払総額2,630,650円)→返戻率114.0%
なお、契約例では、父親を契約者にしていますが、母親が同じ年齢であれば、母親を契約者にしたほうが保険料が安くなります。