皆さん、こんにちは。FPオフィスのOOKAWAです!今回は「ライフプランの意義」というテーマで述べたいと思います。
まず「ライフプラン」とは生涯生活設計の事で、簡単に言うと在職中や退職後の生活プランの事です。ライフプランは、具体的な暮らし方のプランですが、ライフプランの前提となり、ライフプランを方向付ける生き方のデザインの事を「ライフデザイン」といいます。
これに対して「リタイアメントプラン」とは、退職後ないしは人生の後半期というライフステージにおけるライフプランの事です。参考までに、人生の後半期をもう少し細かく分類すると、下記のように3つに分けられます。
1.退職前後の「リタイアメントプラン」
2.退職後から相続までの「ウエルエイジングプラン(良き加齢)」
3.終末期の「ターミナルプラン」
話を元に戻しますね(笑)。
ライフデザインにもとづいて具体的にライフプランを行う領域は、下記の3つです。
たとえばボランティア・スポーツ・趣味等、仕事だけが生きがいではなく、自分なりに多様で多面的な生きがいのプログラムを描き、それをプランニングし、実行する事です。
2.健康の領域:
生きがいを得るには、健康は不可欠で大切な問題です。
又健康とは、単に病気でないだけでなく、何事に対しても前向きな姿勢で取り組めるような精神状態も含みます。
3.お金の領域:
生きがいのある人生を送るには健康も大切ですが、裏づけとなる経済プラン、つまりお金も必要です。
言い換えれば、ファイナンシャル・プランも必要です。
それでは、なぜ今ライフプランが必要なのでしょう?
それは日本が、90年代の「経済成長中心の社会」から「成熟化社会」への劇的な転換時期を迎えたからです。
一つには、終身雇用制度や年功序列型賃金制度が崩れ、能力給や年俸制が導入されています。つまり「寄らば大樹の陰」といった横並びの意識から、「十人十色」の多様性・個性を重視する発想へ の転換が見られるようになったからです。簡単に言えば、「会社・国が全て面倒みてくれる時代ではなくなった!」という事です。
もう一つは、平均寿命がどんどん延びてる現在、超高齢化社会もすぐ目の前に迫り、「退職後の長い時間をどうやって過ごすか?」という事が大きなテーマになってきているからです。その為に、今までと違い退職金や公的年金だけでは、人並みの生活が送れなくなってきたからです。
以上から、会社に依存して生きるというライフプランや、公的年金だけに依存したライフプランは立てにくくなってます。
言い換えれば、「会社や国にはもう頼れない、自分の人生は自分で切り開かざるを得なくなった」という事です。自分の事は自分で、つまり「自主・自立・自己責任」と言う事です!
その為、一人々が自立して、自己責任をとる立場で、自分自身をどう生きていくのかを考え、自分のライフプランを自分で作る事が必要になったからです。
どうですか?
ライフプラン考え、又作る理由を納得してもらえたでしょうか(笑)?
最後に、仕事に追われるだけの日々ではなく一度どこかで区切りをつけ、自分の今までの人生を見直し、これからの人生、つまりライフプランを考えてみるのもいいのではないでしょうか?
今日は、ここまでです。