NISAは得のようだ
少額投資非課税制度を愛称でNISAと呼んでいますが…、初めて目にする人には、意味不明な言葉なのではないでしょうか。ひとことで説明すると「儲けに対して税金を払わないでOK!」な制度。
低所得者にとってうれしい制度なので、「期間限定 税金0円」の方が伝わりやすいけど…心配なことは、投資でお金を増普通預金と違って元本保証がないことぐらいです。『元本保証ナシ』は怖いけど、金融商品の性格を理解すれば、リスクを減らすことは十分できるのです。結果的にもオススメできる! 「お得な投資制度」であることは間違いないでしよう。
消費税分をNISAで稼ぐ
この制度は、低所得者に儲けのチャンスが舞い降りたような仕組みといっても過言ではありません。株式等の金融商品を選ぶことができれば誰にでもできる‘やさしい’制度です。投資は金融商品の売買ですが、NISAを利用できる金融商品は、「上場株式」「株式投資信託」の2種類となっています。
細かい説明は、漢字ばっかりの説明になって、読むだけで疲れると思うので、サックと説明します。NISAは、儲けても税金を免除する代わりに、元本割れを起こしそうな投資商品だけ対象しているのです。利用年数の制限もありますが、今後5年で値上がりしそうな「個別株」を探していけばいい。
投資商品は4000本ほどあるが、条件で選べは30~50本に絞れるので、その点においても初心者向けの投資だと私は思います。私個人としては、安全性重視なので個別株2本 投資信託3本になっちゃいましたが…。
投資には慣れが必要ですが、毎月1万円程度(年間12万円)から始めてみることをお勧めします。12万円でも5年後には60万円でも、うまく運用すれば5万円程度は儲け出すことも可能です。1年経ってなれたら、株価2倍に上昇な個別銘柄に100万円を投資してはいかかでしょうか。
5年後、読みが当たって株価が2倍になれば、100万円が200万円へと成長していきます。NISA口座でないと100万円の利益に対して20万円の税金を引かれますが、NISAを利用すれば、税金は0円です。
NISAを使うことで、20万円も得ができるのです。国から税金を投資で取り返せると考えれば、この制度を利用しない手はありません。この期に、節税効果を狙っても投資について勉強を始めてみてはいかがでしょうか。(執筆者:村井 一則)