景気が回復してきているとはいえ、まだまだ実感できてない人は多いのではないでしょうか? そこで今回は3か月を切った消費税の増税前に買うものを検討しましょう。消費税が上がるからといって不要なものまで買う必要はありません。確実に使うことを前提に使わないモノまでまとめ買いしては、ただの無駄使いになってしまいますので注意しましょう。
買い物については、値崩れしにくいものは消費税アップ前に買っておき、値崩れしやすいものは4月以降に買うとかえって安くなる場合もあります。売る側にとってみれば、増税前に駆け込み需要がありますので安くしなくても売れますが、4月増税以降は駆け込み需要の反動で物が売れなくなりますから、増税後のほうが安く買える可能性があります。
消費税アップ前に購入を検討すべきもの
1. 定期券やチケット
通勤・通学の電車などの定期券やチケットは4月以降の利用でも3月中に購入しておけば、増税前の価格で買える。新学期にあわせた子供の入学式のための着物や新社会人のためのスーツなど。
2. 自動車(特に新車)
自動車の購入を検討している人なら、消費税の増税に加えてエコカー減税も使える増税前に検討してください。新車であれば住宅とは違って、増税後に大幅に値崩れしにくい。
3. 白物家電やスマホ
冷蔵庫・エアコン・洗濯機などの白物家電、ブランド家電、人気のあるスマートフォンなどは値崩れしにくい。テレビやパソコンなどは値崩れする可能性があります。
4. 結婚式
結婚しようと思っている方は、結婚式も消費税の対象ですが式場と契約をする日ではなく、実際に挙式を行う日によって税率が決まる仕組みですので注意が必要です。
5. 調味料、お酒、たばこ
食料品では調味料やお酒やたばこも値崩れしにくいですが、トイレットペーパーや洗剤など特売で目玉商品になりそうなものは値崩れしやすいと考えられます。
消費税アップに関する注意点
1. 商品の引き渡し時期に注意
自動車や通販などで商品を買う場合は、2014年3月までに契約しても商品引き渡しが4月になると8%の課税対象になるので注意が必要です。
2. もともと消費税がかからないものも
ちなみに図書券・商品券・プリペイドカード・切手・印紙・宝くじ・馬券・医療費・保険料などは、消費税がもともとかかりませんので、増税前の購入は全く意味がありません。(執筆者:後藤 誠道)