前回投稿させていただいた記事は、「エンディングノート作成のすすめ」ということでした。ぜひ、気軽に書いていただきたい、という思いから投稿したのですが、「実際、どうしたらいいの?」と聞かれそうですね…。
前回も書いたのですが、私のエンディングノートとの出会いは、本屋さんです。みなさんも本屋さんで見かけられたことありますよね? それを手に取ると、正直ものすごく分厚くて、ちょっと後ずさりしてしまいます…私もその一人でしたので。
そこで、「エンディングノート」に興味がでてきて、ちょっと気になる…と思われた方は、まずは次のような流れで、ご自身の思いを書き出していただくと、ちょっとしたエンディングノートに近づきます。試してください!!
”自分の思い出”を書きだす手順
(2) もし、ご自身が「余命1年」と宣告されたとして、上記(1) で書き出した親戚の方に伝えたいことがあれば、それぞれの人に対して一言ずつ記入してください。
(3) 次に、いまお付き合いされているご友人の方の名前を書き出してみてください。できればどの時代に知り合ったのかも書いていただくと当時のことも思い出されて、さらに鮮明な記憶がよみがえり暖かい気持ちになります。
(4) もし、ご自身が「余命1年」と宣告されたとして、上記(3) で書き出したご友人の方に伝えたいことがあれば、それぞれの人に対して、一言ずつ記入してください。
(5) そして最後に、上記(1) と(3) に挙げた方の中から自分に万が一のことがあった時に連絡して欲しい方を5名選んで、住所と電話番号(連絡先)を記しておきます。
以上の流れでちょっとしたメモを作ると、最後に選ばれた5名については、本当にご自身が大事に思っている方だと思います。その方々をなくして今のご自身が成り立っていないことを実感できます。また、5名に選ばなかった人に対しても、一言ずつ考えているので、様々な思いが募ってくると思います。
これが「エンディングノート」の素晴らしいところです。単に「万が一の時の連絡先」と考えると単調になりますが、いろいろな思いを書くことにより、書いたとき以降のご自身の行動に変化を起こします。ぜひ、お試しください。(執筆者:宮島 千佳)