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個人間取引が盛り上がっている
私たちが買い物をする場としては、リアルのお店やネットショップなどが多いのですが、実は今、ひそかに盛り上がりを見せている市場があります。それが個人間取引市場です。
「個人間取引」というのは、文字通り個人がモノを売り、個人がそれを買うという市場で、たとえばフリマやネットオークションなどがその代表といえます。ただ、このところ、もうひとつ流れができつつあるのも事実。そう、「ネットフリマ」です。
これまで人と人が直接会ってやりとりをするのがフリマでしたが、最近はネット上でそれが行われています。もちろん、売り手と買い手が直接会うことはないので、そういう意味ではネットオークションと非常に近い感覚といえるでしょう。
サービスの特徴をつかむ
また、アプリをダウンロードして写真を撮り、最小限の必要事項を入力すれば、比較的簡単に出品ができます。このスムーズさが、スマフォ時代にはウケているのでしょう。
もちろん、不用品がお金にかわるという点も同じ。ただ、市場が大きいネットオークションと、これから伸びていくであろうネットフリマ市場では、売りやすい商品が異なってきます。
フリマアプリの場合、ターゲットユーザーをかなりしぼっていることもあるからです。たとえば、サイバーエージェントが提供している「マムズフリマ」は、その名の通り、ママたちがターゲットになっています。そのため、出品される商品は子供服だったり、ママ世代の服やグッズが多くなります。ということは、ここに男性用の商品を出品しても売りにくいということになります。
こういった特色を活かすことで、商品の流通量が増えたり、取引される金額も大きくなっていきます。個人間取引のツールはたくさんあります。まずは、それぞれの特徴をつかんで、自分が出品するのに最適なツールを見つけることが大切です。
サービスの特徴のつかみ方
では、どうやって特色をつかむのかというと、まずは登録からスタートです。ほとんどのサイトやアプリが無料で使えるので、ダウンロードするだけ。ログインに関しても、GoogleやFacebook、TwitterのIDが使えたりするので、個人情報を最初から全部入力する手間が省けます。
ちなみに、タブレットによっては対応できないものもあります。私はiPad miniがメインなのですが、先ほどのマムズフリマは対応していません。なので、iPhoneなどで対応する必要があります。
登録が完了したら、商品を見てみましょう。なんでもいいから検索をして、写真の撮り方や商品説明の仕方を見るのです。もし欲しい商品があれば、取引をしてみるのもいいと思います。私自身、「ヤフオク!」は落札から入り、取引の仕方を把握してから出品者になった経緯があります
実際に取引をしてみると、やり方はすぐにわかると思います。そうすれば今後は出品ができるようになるでしょう。実際にオークションやネットフリマは、売り買いの両方を経験することで、サービスの特徴をつかむことができます。そして、おもしろさがわかってくるのです。おもしろさがわかれば続けることができます。小額でもいいから続けることによって、一定の額のお金を手にすることができるのです。(執筆者:川崎 さちえ)