新社会人となれば、立派な一人前の大人。実家に暮らしていようとも、家にお金をきちんと入れていきたいところです。
首都圏では男性で39.1%、女性で45.5%、全体を見ると、42.0%が実家暮らし。(マーケティングリサーチ調べ)そんな実家暮らしの家に入れるお金の相場は、3万円~5万円程度といわれています。
だけど、ちょっと考えてみてください。実際に一人暮らしを仮定した場合、
水道光熱費 約1万円(総務省家計調査より)
食費 約2万円(総務省家計調査より)
これだけの固定費がかかってきます。その額合計で約8万円!
一人暮らしをすればこれだけかかるお金が、実家にいることで浮いている計算になります。その上、実家にいれば、洗濯・掃除はしてくれる、ご飯は出てくる…なーんてことはないですか?
もちろん、これらを考慮した上で、すべて実家に入れろというわけではありません。
大卒の初任給は、男女平均で約20万円となっています。(厚生労働省平成25年賃金構造基本統計調査)この中から、約2割は税金が引かれ、手取りは約16万円です。ここから、携帯代に衣服費、交際費、貯金、はたまた奨学金の返済…新社会人の懐事情も中々厳しいのが実情。
しかし、実際にかかるお金を理解した上で、お金を入れると入れないでは大きな違いです。ぜひ、自分の払える範囲で感謝の気持ちとともに渡してくださいね。(執筆者:くさのまり(草野 麻里))