ボーナスの時期となりました。金額の違いはあっても多くの方がニコニコして「やったー」と喜んでいるのでないかと思います。
夏のボーナスの時期に合わせてキャンペーンが多いのは定期預金です。銀行によって差はあるものの放っておくならば、という程度の金額をまず考えましょう。
次に金額です。金利の付き方を考えると100万以上かそれよりも少なめにするかの範囲で預けるのかで見てみましょう。
加えていえば、預入期間です。3か月なのか1年なのかというところですが、短めの期間の方が金利だけ見ると高く見えます。定期預金は1年でつく金利が表示されているので、1年ではなく3か月のような短い期間の定期預金の場合、期間としては1年の4分の1です。金利も表示されている数字の4分の1ということを忘れないでくださいね。
また、考え方次第ですが定期預金の金利にいまひとつ魅力を感じず、他の方法で上手に活用したいというならば、住宅ローンの返済に使うという方法もあります。
仮に100万円を定期預金に預けると今1年の金利で高めの銀行で年0.35パーセントのキャンペーンをしていて、1年後の利息は3500円となります。(税金を考慮せず)
住宅ローンの返済をしている方で、金利が固定金利の2パーセント、残ローンが2000万円にプラスの利息として543万円ほどあった状態から100万円の繰り上げ返済をした結果、ローンの利息は全体で繰り上げしなかった時と比べると60万円ほど払わずに済むことになりました。(手数料考慮せず)
このように、定期預金と住宅ローン返済では事情はまったく異なりますが、見えなかった負担を減らすという意味では、繰り上げ返済を取り入れるというもの一つの手ではないかと思います。(執筆者:堀口 雅子)