FXは投資ではなくギャンブルだ!という意見をよく見聞きしますが、実際のところどうなのでしょうか?
知らない人のためにFXとはどんな取引か簡単に説明しますが、日本語で「外国為替証拠金取引」のことで、少額の証拠金をFX会社に預託し、最大で証拠金の25倍分の外貨を売買し利益を狙う為替取引のことです。
そのFXは「投資」なのか、それとも「ギャンブル」なのか。結論のない問題とも言われていますが、結論はこうです。
FXは投資です。
間違いなく投資です。ただし、場合によっては「ギャンブル化」することがあります。
目次
FXがギャンブルと思われている本当の理由
先ずギャンブルに関して触れておきたいのですが、賭博を主催する胴元側は必ず勝ち、参加者が必ず負けることになっているのがギャンブルです。競馬・パチンコ・オートレース等、参加者側が「負け組」になることが決まっているのです。
FXは違います。FXに胴元は存在しません。為替レートのその後の動きを予測し、予測に基づいて売買するものです。ですから、FX自体はギャンブルではなく為替投資なのです。しかし、“場合によってはギャンブル化することがある” とはどういうことでしょうか。
FXは過去の為替レートのデータを分析したり、為替に関わる情報やニュースを分析し、その後の為替レートを予測し売買します。しかし、その予測を十分に行わず勘だけで売買する、或いは負けた分を取り戻そうと感情的に売買してしまうと、それは「半か丁か!」的なギャンブル的な取引となってしまうのです。
「円安になりそうだから米ドル買っとけ~!」みたいな希望的観測に基づく売買は、取引根拠のない、感情的に取引する代表的な売買行為です。
しっかりした分析を行わずに取引する人。感情的に取引してしまう人。そういう人が後を絶たないため、結果FXで大損をする人が少なくなく、その姿を見聞きした人が「FXはギャンブルなんだな」と思っているのが現状なのです。
FXでしっかり “投資” を行なう秘訣
FXそのものは投資ですがギャンブル的に取引してしまう人がいるため、「FX=ギャンブル」というイメージが固定化されてしまったのですが、FXでしっかり投資を行なうことができます。その秘訣とは?
感情的に取引しないこと
自分の取引スタイルに沿ったテクニカル分析とファンダメンタル分析を行ない、確固たる根拠をもって取引を重ねればギャンブル行為に走ることはありません。
感情をコントロールし、理性的に取引することで収益率を高めることが可能です。
感情的に取引しないですむFX取引を利用する
FX取引を大きく分けると2つのジャンルに分類することができます。
1.裁量取引
裁量取引(さいりょうとりひき)とは、買う・売る・様子見の3択すべてを自己判断で行なう取引のことです。
2.自動取引
買う・売る・様子見の3択をプログラムまたはシステムが自動で判断し取引することです。
この中には「半自動取引」も含まれ、どのようなFX取引を行なうかその方向性は自分で設定し、その後の取引はシステムが行なうのが半自動取引になります。
裁量取引は自己判断でFX取引を行なうため、どうしても感情的に取引をしてしまう傾向に。
しかし、自動取引はシステムが自動で取引をするので、人間の余計な感情が入り込むことがなく取引ができるというメリットがあります。
この自動取引を採用すればギャンブルのようなFX取引を行なわずにすみますし、実際、半自動取引は今のFX界の主流になりつつあるのです。
FX初心者でも気軽に取引できる半自動取引には、このようなものがあります。
・レバレッジ付き定期外貨取引(SBIFXトレード)
この商品は定期的に外貨を購入していくもので、米ドル、英ポンド、豪ドル、NZドル、人民元、南アフリカランドの6通貨のいずれかを自動で購入できます。
購入頻度は毎日/毎週/毎月のいずれかから任意で選択となり、毎月にどれだけを購入するかも自由に設定できるのが特徴です。
定期的に購入するドルコスト平均法を駆使し、平均購入価格を抑える効果のある外貨運用がメリットとなっています。
詳細を知りたい方は公式サイトで確認してください⇒SBIFXトレード
・トラップリピートイフダン(マネースクウェア・ジャパン)
【トラップリピートイフダン】、略してトラリピと呼ばれているこのFX商品ですが、マネースクウェア・ジャパンが特許を取得したFX発注機能を搭載したものです。
簡単に言うと、一定の為替レートの範囲内に「買い」注文と「売り」注文を仕掛け、注文レートに到達する度に発注が行なわれる仕組みとなっています。
予想の範囲内でレートが推移すれば、コツコツと収益を上げていくことができるトラリピ。利用者の60%近い人が収益をプラスにできているというデータも。私もトラリピを運用中ですが、1週間で5,000円ほど利益を上げることができました。
FXがギャンブルと思われている本当の理由 まとめ
今回の記事で分かったこと、それはFXという金融商品自体はギャンブルではないのですが、FXをギャンブル的に取引する人がいるために「FX=ギャンブル」というイメージが固定化されているということです。FXでしっかり投資をしたいなら、
・レバレッジ付き定期外貨取引(SBIFXトレード)やトラップリピートイフダン(マネースクウェア・ジャパン)などの半自動取引を積極的に利用すること
このコツを活かしてFX取引するなら、“FXギャンブル” を避けられるでしょう。
それでは、また。
(執筆者:堀 聖人)