老後に向けた資産運用を考えている人すべてが望む、「ローリスク・ハイリターン」投資。しかし、ローリスク・ハイリターン投資というものは存在せず、基本的にリスクとリターンは比例するものです。
勿論リスクが大きければリターンが必ず大きいというわけでなく、ある程度リスクを取らなければ大きなリターンは期待できないというのが、資産運用の基本的な考え方になります。
それを踏まえて考えていきたいのが、資産運用の一つにFX投資を選択すべきか否か、という問題。FXはどちらかというと若者向けで、リスクがかなり大きい投資だから、私はやめとく…と思っている方が多いようです。
しかし、FX投資は30~50代で主に取引されており、メインは40代の個人投資家なんです。ですから、敬遠する必要はなく、むしろポートフォリオ(運用資産の組み合わせ)に組み込むことにより、外貨への分散投資が可能になるんです。
目次
1. 数千円、1万円から始めれる
FX投資に資産の何パーセントを注ぎ込むかは、本人の年齢、資産状況、好みなどの要因が関係していますので断定することはできません。しかし、少額から始めましょう。ここが一つのポイントです。今までにFX投資を全くしたことがないなら数千円、多くても1万円ほどの資金を用意できれば十分です。
機動性・融通性あふれるFX取引を少額から始め、ポートフォリオに組み込むメリットを肌で感じて下さい。
2. 比較的短時間で稼ぐことができる
FX取引の投資対象である為替通貨の値動きは全体的にとても速いものですが、逆を言えば、値幅を取りやすい、つまり比較的短時間で稼ぎやすい機動性ある投資法です。
ご存じかもしれませんが、FX投資は外貨を「買う」ことから取引を始めることができますが、「売る」ことからも取引をスタートできます。速い値動きのトレンドを掴み、相場状況に応じ「買い」、「売り」を行なえば、場合によっては数分で利益を得ることができます。
3. 24時間取引できる
また、月曜日の朝~土曜の朝まで、原則24時間取引をすることができます。ライフスタイルは人それぞれですから、投資活動にあてられる時間帯が異なります。しかし、FXは24時間取引ができるので、ライフスタイルを鑑みた融通の利く投資法なのです。これは、昼間の時間帯しか取引できない株式取引より優位な点です。
今回の記事の中では、FXには他にどんなリスクがあるのか、さらにどんな取引手法があるのかなど、お話しできなかった点がありますが、それはまた後日お話しできればと思います。今回は、機動性・融通性のあるFX取引を少額から始められる、という点を覚えておいて下さい。(執筆者:堀 聖人)