安全でおいしい水のためなら多少のコストをかけてもいい。そんなご家庭が増えています。では、皆さんは、実際に年間でいくらお金を使っているか、把握していますか? ウォーターサーバーやミネラルウォーターのボトル、浄水器のフィルターなど、積もり積もると意外に大きなコストになります。
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水コストを振り返ってみよう
水とくらしの研究所(水ラボ)は、まずお宅の水コストを振り返ってみることをおすすめします。というのも、私たちが先日行った調査で、年に数万円を飲み水のために使っている人の多いことが分かったのです。水道代とは別に支払っている金額です。その上で、飲み水コストを節約できないか、検討してみませんか?
半数近くの家庭で飲み水コストが2万4000円/年を超える
調査では、10人に6人の家庭で、飲み水にコストをかけていることが分かりました。うち、44%が年間2万4000円以上を使っています(※1)。また、年間4万8000円以上使う家庭も18%に上りました(※2)。
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皆さんにとって、この金額は高いですか? 安いほうでしょうか? 私なら、近場の温泉旅行くらいは家族で行けそうだなあ、なんて考えてしまいます。飲み水は、それほど生活の中で重い存在なのですね。
(※1)1カ月2000円
(※2)1カ月4000円
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飲み水コストを見直して旅行に出かけよう
続いて、水の種類別にかけているコストを見てみましょう。ウォーターサーバーのユーザーで年間2万4000円以上を使っている人は8割近く。ボトル入りミネラルウォーターは40%、浄水器では蛇口取付/ビルトイン型、ポット型ともに30%前後まで下がります。
では、実際にかかる金額はどれだけ違うのでしょうか。1リットルあたりのランニングコストをざっと比較すると以下のようになります。
●ボトル入りウォーター=40円~/1リットル
●蛇口取付/ビルトイン型 浄水器=10円程度/1リットル
●ポット型浄水器=5~6円程度/1リットル
浄水器によっては、20分の1程度にまでなるわけです。また、最近ではポット型浄水器でも、炊飯に適した水にしたり、日本人好みの軟水にしてくれたりと、高機能なものが販売されています。我々もそこに着目し、特徴的なものを開発しています。
飲み水を見直せば、安全でおいしい水を確保しつつ、かなりの節約が可能。大げさではなく、外食や旅行に出かけるくらいのお金は捻出できそうですね。(執筆者:柳瀬 善史)