消費税が上がってから、じわじわと出費がかさんでいくのを実感している人が多いのではないでしょうか? しかも、来年10月には10%に増税される可能性も……。
そのため、今まで以上に節約を意識したり、貯蓄に励もうとしている人も増えてきました。その中でも、特にお得なお金の貯め方としておすすめしたいのが百貨店の友の会なんです。
目次
デパート・百貨店の友の会とは?
友の会とは、毎月決まった金額を積み立てることによって、満期になるとそのデパート・百貨店の商品券がもらえるというシステムです。
基本的なパターンとしては、毎月1万円ずつ積み立てると、1年後に13万円分の商品券がもらえる、というもの。これは、利回りで言うと14.7%にもなります。一方、同じように毎月1万円を積み立てたとしても、銀行の積立定期預金だとせいぜい0.2%程度。1年間積み立てても120,110円にしかなりません。
定期預金の他、投信積立や純金積立などさまざまな積立法と比較しても、友の会はずば抜けた利回りの高さがあるんですよ。
◎積立ボーナス以外にも特典が!
提携のホテルやレストランの利用料が割引になるという特典もついています。また、お中元やお歳暮も割引価格で購入できるという特典も。優待券として送られてくるので、自宅でじっくり選べるのもいいですね。
◎積立はいつでも開始可能!
友の会への加入は、年中いつでも受け付けているところが多いです。そのため、自分がお金をよく使うタイミングに商品券を受け取れるように加入するのもいいですね。
・クリスマスや年末年始に合わせて
・自分や家族の誕生日に合わせて
など、お好みのタイミングで始めてくださいね!
友の会で損しないための注意点
友の会に入会すると普通の預貯金とはくらべものにならないぐらいの利回りで積み立てができて、さらにいろんな特典を受けることができます。でも、一方で気を付けるべきこともあります。
◎百貨店を利用しない人は損になる!?
百貨店の商品やサービスって全体的に高額です。たとえば、「普段は100円ショップで買うものを、友の会に入って商品券で買う」なんてことをしていると逆に出費が増えてしまいますよね。
◎おつりが出ない!
友の会で積み立てたお金は、百貨店の商品券として受け取ることがあります。(プリペイドカードのところが多くなっています)商品券の場合、おつりは出ないことが多いので現金に比べると使い勝手が悪いということは理解しておきましょう。
◎現金化で本当に得になるのか確認
友の会商品券を金券ショップに売って、現金を得るという方法もあります。普段百貨店をあまり利用しない人は友の会で積み立てた上で金券ショップに転売する方がお得になることもありますが、買取価格によっては損になってしまうこともありますから、売る前提で友の会を利用する場合は事前に買取価格を確認しておくようにしてくださいね!(執筆者:吉見 夏実)