10月に入り、日経平均株価は急落。日本の景気はここまでか? という声が聞こえてきますが、今の日経平均急落の原因を幾つか挙げてみたいと思います。
◆消費税増税後の日本景気停滞
◆アメリカ景気に暗雲
この主な要素に地政学リスクや欧州リスクが出現し、株価急落に拍車をかけたというわけです。しかし、株価急落の時こそ冷静に情勢を分析する必要があるのです。結論から言いますと…、
◆日本景気は10月以降少しずつ持ち直す見通し
◆アメリカ景気は一時的に調整しているだけで、この後も好調をキープする
為替は面白いもので、極端に円高でも円安でもダメなんです。ちょうど良いレートをキープすることで、景気に貢献できるもの。だいたい105円前後が相対的に適正レートと言われていますので、円高方向に傾いたことが景気へ悪影響を及ぼすということは、ほとんどないようです。
もともと10月は株価が下落しやすいわけですから、日経平均急落も ‘平年並み’ といったところでしょう。つまり、株価が下がった今こそ、先を見据えた株式投資のチャンスなのです。
目次
12月株主優待と注目ポイント
12月の株式優待銘柄の購入はお済でしょうか?
12月の株主優待権利獲得に向けて、準備の早い個人投資家たちは半年前から銘柄選定を行ない、機を見て仕込みます。今回の株価急落で出現したかもしれない割安銘柄をお目当てに、2か月後に迫っている12月株主優待銘柄を今一度確認しておきましょう。
以下、12月株主優待銘柄の中で、10万円以下で購入できる ‘お手頃銘柄’ となります。とりわけ割安の目安となる、PER12倍以下、PBR1倍以下の銘柄に注目です。

赤字企業に要注意
まず、銘柄の中で赤字で表示されているものですが、文字通り ‘赤字’ の会社です。直近の決済時、または次回決済時に赤字予定の銘柄となりますが、個人的に赤字企業の銘柄を買うことはオススメしません。
今後回復の見込みがあるならともかく、例えば東証から「継続前提に重要事象」があるとされている場合、今後巨額の借金を抱え込むリスクや倒産リスクに面していることになります。そうなると、配当だけでなく優待もなくなる可能性があるのです。配当・優待が貰えず株価も下落となれば、株式投資としては最悪の結末です。赤字の企業は避けた方が良いかもしれません。
ちなみに、現在「継続前提に重要事象」となっている銘柄は、メディビックグループ(2369)、デジタルアドベンチャー(4772)、小僧寿し(9973)の3社です。
QUOカード・図書カードが欲しいならココ
100株保有で500円分のQUOカードを優待商品としている企業は、ツカダ・グローバルHOLD(2418)、日本和装HLDGS(2499)、CIJ(4826)、オーナンバ(5816)、岡部(5959)です。(立川ブラインドは300株保有しないと貰えないので除外)
図書カード500円分としているのが、船井総研ホールディン(9757)。船井総研は配当利回りが3.31%ですから、図書カード500円分を加えると実質利回りは3.85%となり、かなりお得です。
外食したい人はコレ
ノバレーゼ(2128)では、自社レストランでの食事代金を 30%割引する優待券が貰えます。日本国内だけでなく、中国(上海)や韓国にも進出するノバレーゼ。高級感あふれるレストランで株主が故の贅沢感を味わえるだけでなく、配当利回りも高めです。
女性向け居酒屋を展開しているのが、きちり(3082)。3000円分の優待券が貰えます。売上を順調に伸ばしているきちりですが、最近は関東エリアに進出。関西だけでなく関東の方も必見です。
ゴルフ好きの方必見
ゴルフをされる方なら、ゴルフダイジェスト・オン(3319)とラ・アトレ(8885)がお好みかと。ゴルフダイジェスト・オンでは、GDOゴルフショップクーポン券 1枚(1,000円相当)と GDOゴルフ場予約クーポン券1枚(1,000円相当)が貰えます。

ラ・アトレ(8885)は、100株保有で富士の杜ゴルフクラブプレー券(4名1組のプレーで1名のゴルフプレーフィーが無料)1枚となっています。富士山を眺めながら友人と一緒にゴルフを楽しむのは如何でしょうか。
最後に一つ注意点です。上の表に配当利回りが表示されていますが、12月末の権利獲得で配当が貰えるとは限りません。6月末の株主に配当としている企業がありますし、6月と12月の株主両方に配当金を付与する企業もあります。配当に関しては、各銘柄を調べて下さいね。(執筆者:堀 聖人)