お金を貯めるのって苦手……。その自覚はあっても、「どうすれば貯まるのかが分からない!」と悩んでいる人も多いと思います。
お金を貯めるための超シンプルな鉄則は、「収入>支出」にすること。つまり、もっと働いて今より収入を増やすか、もっと節約して今より支出を減らすか、のどちらかです。
実は、無理せずお金を貯めている家庭というのは、このシンプルな鉄則をさりげなく実践できているだけのことなんです。
目次
我慢しなくても貯まる! 5つの法則
法則その1 特別なときにしか外食しない
外食が多い家庭は、食費だけで月に10万円以上使っている、なんていうことも珍しくありません。もし、外食をやめてしまえば食費はせいぜい4~5万円程度にまで抑えることができるでしょう。年間で、50~60万円貯蓄を増やすことができます。
ちなみに、子供が1~2人の一般的な家庭であれば、必死に節約しなくえも4~5万円の食費なら十分いろんなものが食べられて、月に1回程度の外食はできます。
法則その2 生命保険に無駄なお金を払わない
生命保険は毎月保険料を支払う必要がありますが、毎月無駄なお金を払い続けていると、生涯では数百万円、家庭によっては1千万以上のお金を無駄にしている可能性も……!
保険会社の人に言われるがままに契約するのではなく、保険ショップや中立な意見をくれるファイナンシャルプランナーなどに相談した上で保険を選べば、世帯保険料は1~2万円変わってきます。
法則その3 衝動買いをしない
高額なものを購入するときには慎重に判断していても、数百円、数千円のものを買うときに、同じぐらい吟味していますか? また、そもそもそれが、本当に必要なものなのかを考えたことはありますか?
お金が貯まる人は、「別に今買う必要ないかな?」、「今日買うのをやめて、後で売り切れてしまったら後悔するかな?」、「似たようなものがAmazonで安く売ってないかな?」と考えた上で購入を決めるのが習慣になっています。
法則その4 住居費を安く抑える工夫をしている
住居費は金額も大きい上、月々かかってくるお金ですから、節約効果は大きいです。住宅ローンを支払っている方の場合は、繰り上げ返済によって将来の生活を楽にしたり、もしくは住宅ローンの借り換えを検討してみてもいいかもしれませんね。賃貸の方の場合は今より安い家への引越しを検討してみてもいいですし、場合によってはマイホームを購入した方が安い場合もありますので、よく検討してみましょう。
賃貸か購入かどちらがお得になるかは、住むところや選ぶ物件によっても変わりますので、ファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめですよ。
法則その5 先取り貯蓄をしている
お金が貯まる人 :収入-貯蓄=支出
このような違いがあります。お金が貯まらない人は、「余ったお金を貯金する」という発想なのに対して、お金が貯まる人は、「必要な分を貯蓄して、余ったお金で生活する」という考え方ができています。
必要な貯蓄をするために、住居費や保険料をおさえたり、無駄な外食や衝動買いを避けたりして、無理なく貯蓄をしているわけですね。
無理しなくてもお金は貯まる
節約や貯蓄と言うとつらいものだと思われがちですが、不要な部分・無駄な部分をカットするだけでも生活にゆとりは出ますし、お金も貯まりやすくなります。
「お金が貯まらないのは収入が少ないせいだ!」と考えるのは簡単です。しかし、実際には年収1000万円世帯でもお金が貯まらない家庭は多く、「あればあるだけ使ってしまう」状態に陥っているわけですね。
今回はお金を貯める上でごくごく基本的なところを紹介しました。次回は、お金が貯まりやすい人のより具体的な習慣、ちょっと意外な習慣をご紹介できればと思います!(執筆者:吉見 夏実)