恒例となりました銀行の高金利ランキング。今冬のボーナスキャンペーンについてまとめました。
上位の顔ぶれはいつも通りの地銀ネット系。トマト銀行や香川銀行などのネット専用支店で金利0.4%程度です。なお、数字はすべて税引き前です。
「なじみのない地方の銀行はちょっと…」と言う方には、新銀行東京、じぶん銀行もあります。
私の今回のお薦めは、三井住友銀行が地区限定、支店店頭限定でやっている2カ月0.9%のキャンペーンです。2カ月の期間は短めですが、0.9%の金利はまさに破格! とりあえず使い道のない資金はここで暫く運用するのも手です。
実は私もこれを使いました。12月30日までの期間限定ですので、興味のある方はまずは支店へ。
なお、実施中の地区は、関東地区(東京都、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬県内の支店)、中国・四国地区(岡山、広島、山口、香川、愛媛の支店)および東北、北海道の一部(宮城県、北海道内の支店)です。未確認ながら、九州地区、中部地区でもキャンペーンありとの情報があります。
個人向け国債はキャッシュバック利用がお得!
利回りこそ一時期より下がりましたが、個人向け国債(10年変動金利型)も候補の一つ。
1月発行(12月募集)の第57回債の初回利率は0.31%と、前回よりちょっぴり増えました。ネット銀行の最高金利には劣りますが、証券会社の窓口で購入できるという簡便さを考えると、ネット取引が苦手な方にはこちらがお薦めです。
しかし、個人向け国債の最大の利点は利率ではありません。大手の証券会社が行っているキャッシュバックキャンペーンです。
例えば500万円購入すると2万円バック。金利に直すと0.4%に相当します。さらに1千万円なら5万円で0.5%に相当。しかも、このキャッシュバック、多くの場合、税金は天引きされず全額受け取れます。
税法上は雑所得(1回限りなら一時所得)として確定申告の対象になりますが、給与所得者や年金所得者はその他の収入も含めて年間20万円までなら確定申告不要の扱いになります。事実上、非課税と同じになるわけです。(確定申告の義務のある自営業者や理由があって確定申告した人は、こうした特典の対象外です。)
仮に0.5%のキャッシュバックなら、銀行金利(税引前)0.625%に匹敵しますから、国債キャッシュバックの威力は絶大です!個人向け国債のキャッシュバックについて詳しくは、先に掲げた昨年の記事をご覧ください。
Wキャンペーンでさらにお得!
さらにお得な情報を1つ。
大和証券では、時々、国債のキャッシュバックに加えて、国債の購入資金を1ヶ月、優遇金利で運用するWキャンペーンをやります。その優遇金利がなんと2%(大和ネクスト銀行での扱い)。ただし年率換算なので、1カ月では約0.167%。それでもこの0.167%が先のキャッシュバックに上乗せされるのですから、2つ合わせるとかなりお得ですね。こちらも12月12日までの期間限定です。(執筆者:綾田 亨)