毎週月~金夜20時~BSフジで放送中の「プライムニュース」。1/14の夜のテーマは、「最新経済データ独自分析 2015年・日本の景気を読み解く」というものでしたが、ご覧になった方がいるかもしれません。
今回は3人のエコノミスト(宅森昭吉・ 松野利彦・永濱利廣)がゲスト出演し、2015年の日本の景気の行方を鋭く分析していたのですが、分析結果を一言で言うと…
とのこと。3人の視点が若干違うものの、
「原油安=景気へ好影響」ということに関して同意見となっており、「安倍首相はラッキーですね」と反町理キャスターが言っていたのが印象的。そうなると、
2015年の投資の方向性として、原油安による恩恵を得られる銘柄への注目が必須のようです。
以前ANAやJALにスポットを当ててご紹介しましたが、今回はさらに違う角度から原油安による注目銘柄を6つ見てみたいと思います。
目次
原油安の今、注目しておきたい銘柄6選
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超割安株の目安が、PER10倍以下、PBR0.5倍以下。この二つの条件を満たしているのが、石油資源開発(1662)です。三井物産(8031)も超割安株に限りなく近い割安株と言えますが、この2つの銘柄を中心に、表で挙げた6つの銘柄をぜひともウオッチリストに入れておきたいところです。
ちなみに、WTI原油ETF(1671)は、WTI原油価格に連動した上場型投資信託銘柄です。株式投資初心者の方にはわかりやすい銘柄となっていますので、併せて覚えておいて損はないと思います。
上記注目銘柄をウオッチする上でのポイント
暴落の反動は大きい
上で挙げた6銘柄の株価は下落というよりも暴落に近い流れとなっています。この場合、一旦底をつくと反動が大きいのがセオリー。相場は「山あり谷あり」ですので、谷から這い上がる株価のリバウンド狙いで、底値圏で仕込み上がったところで売るというのが一つの手法になります。
中期~長期的保有ならダブルボトムが狙い目
上で挙げたリバウンド狙いはあくまでも短期売買手法がメイン。中長期的な値上がりを期待して買うならば、「ダブルボトム」での買いがより堅実かと。
一度下がった株がリバウンドしてそのまま上昇に転じることはまれで、たいていリバウンド後もう一度下がり、チャートが “W” の形を形成します。Wの形で反転した時が買い。あとは中長期的に株を保有するだけです。もちろん、ケースバイケースでの損切りはお早めに。
まとめ
冒頭で述べた1/14のプライムニュースの中で、エコノミストたちは 『(原油価格が)底を打つ時がそんなに遠くはないと思う』、『原油価格1バレル60ドル前後が落ち着きどころ』という類のことをコメントしていました。この記事を執筆時点でWTI原油先物が1バレル45ドルほど。60ドルまでは開きがありますから、ある程度のリバウンドを予測できると捉えることができます。
原油価格が底をつくのは一体いつなのか。Xデーはそんなに遠くないのかもしれません。(執筆者:堀 聖人)