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スマホの通信費は、格安SIMに乗り換えることで劇的に抑えることが可能になります。でも、格安SIMと言ってもいろんな会社のものがありますし、プランもたくさんあって、どれをどう選べばいいのか分からないという人も多いですよね。
そこで、今回は自分に合った格安SIMを選ぶ方法を紹介したいと思います! あなたのスマホの使い方はどれに近いですか?
目次
自分はどのパターン?
パターン1:
通話はLINEやSkypeだけで十分! ネットやメールなどのデータ通信もあんまり使わない(自宅では家のwifiを使い、外ではあまりたくさん使わないという人も)
パターン2:
通話はLINEやSkypeだけで十分! ネットやメールなどのデータ通信はかなり使う
パターン3:
通話は必要! ネットやメールなどのデータ通信はあんまり使わない(自宅では家のwifiを使い、外ではあまりたくさん使わないという人も)
パターン4:
通話は必要! ネットやメールなどのデータ通信もかなり使う!
パターン5:
とにかく通話をガンガン使う!
パターン1:通話ナシ・データ通信少なめ
データ通信のみの格安SIMで、一番安いものを選びましょう。
IIJmio 900円/2GB
b-mobile 1,180円/3GB
BIGLOBE 900円/2GB ※1年縛りあり
UQmobile 980円/2GB
OCNモバイルONE 1,100円/2GB
nifty 900円/2GB
U-mobile 790円/1GB
ご覧のとおり、1GB~2GBが主流となっていますが、これは高速データ通信ができる量のことで、通信制限がかかっても使えないわけではありません。もともとあまりデータ通信を使わない人や、主に自宅で使うことが多いという人の場合は、1GBあれば十分かと思います。(筆者も、家ではWifiでつないでいます)
この中では、U-mobileのプランがもっとも魅力的ですね。
パターン2:通話ナシ・データ通信多め
スマホをガンガン使いまくっているという人は、データ通信専用SIMの中でもっとも容量の多いものを選びましょう。
IIJmio 2,560円/7GB
b-mobile 1,980円/使い放題
BIGLOBE 3,790円/10GB ※1年縛りあり
UQmobile 1,980円/使い放題
OCNモバイルONE 1,800円/7GB
nifty 3,500円/7GB
U-mobile 2,480円/使い放題
会社によって、7GBや10GBと制限が決まっているものもあれば、使い放題プランのある会社もあります。とことん使いまくりたいという人や、特に仕事で使うことが多いという人の場合は使い放題の方が安心なのは言うまでもありません。b-mobileとUQmobileなら月額1,980円と料金も安く、使い放題です。ちなみに、b-mobileはドコモ系、UQmobileはau1系の回線になっているので使い勝手のいい方を選ぶといいですね。
パターン3:通話アリ・データ通信少なめ
普段から電話を使うという人でデータ通信は少なめの人は、音声通話プランの中からもっとも安いものを選ぶといいでしょう。
IIJmio 1,600円/2GB
b-mobile 1,980円/3GB
BIGLOBE 1,600円/1GB ※1年縛りあり
UQmobile 1,680円/2GB ※1年縛りあり
OCNモバイルONE 1,800円/2GB
nifty 1,600円/2GB
U-mobile 1,580円/1GB ※6か月縛りあり
通話料は、どの会社も20円/30秒となっています。一番安いのはU-mobileの1,580円ですが、6か月間の縛りがあり、6か月以内に解約すると違約金がかかってくるので注意しましょう。違約金を払う可能性がありそうだという人は、縛りの無いIIJmioやniftyを選ぶのがおすすめですよ。
パターン4:通話アリ・データ通信多め
通話もそこそこしつつデータ通信をガンガン使うという人は、音声通話プランの中でデータ容量が多いものをえらびましょう。
IIJmio 3,260円/7GB
b-mobile 2,780円/使い放題
BIGLOBE 4,690円/10GB ※1年縛りあり
UQmobile 2,680円/使い放題 ※1年縛りあり
OCNモバイルONE 2,500円/7GB
nifty 4,200円/7GB
U-mobile 2,980円/使い放題 ※6か月縛りあり
この中では、もっとも魅力的なのは縛りもなく使い放題になっているb-mobileですね。通話料はどの会社でも20円/30秒と差は無いので、純粋に「使い放題かどうか」、「安さ」という2つの基準で選べると思います。
パターン5:通話が多い人向け
通話が多いという人の場合、ここまでご紹介した格安SIMの音声通話プランだと通話料がかかりすぎるという問題があります。通話が多い人の場合は、かけ放題や無料通話が充実しているプランを探すことが重要となります。
ワイモバイルは10分未満の通話が無料!
テレビでもおなじみ「Y!モバイル」は音声通話付きの格安SIMなんですが、「10分以内の通話なら、月300回まで無料」という特典が付いています。長電話をしない人ならまず問題ありませんし、たまに長電話する程度なら10分未満で切ってまたかけ直す、ということを繰り返すという手もあります。
・データ通信1GB 2,980円
・データ通信3GB 3,980円
・データ通信7GB 5,980円
かけ放題プランは2,200円
docomo、au、softbankといった大手キャリアの通話プランには、かけ放題プランもあります。こちらは2,200円で通話し放題となっており、機種代金0円のものを選べばそれ以上お金がかかることはありません。これとは別にスマホを用意し、データ通信専用SIMで運用すれば、たとえばU-mobileの1GBプランなら790円なので、合計2,990円で通話し放題+データ通信が利用できることになります。
この場合、通話用のガラケー+データ通信用のスマホと2台持ちになってしまいますが、携帯会社によってはさらに格安で通話し放題が利用できることもあり、かなり安くなると言えるでしょう。ちなみに、わたしはauのかけ放題プランで割引きにより月々1,026円。(現在は割引率が低くなり月々1,476円になっています)これにデータ通信専用SIMが923円なので、1,949円で通話し放題&データ通信が利用できています。
通話量が多い人の場合は、今のところY!モバイルのプランか、もしくはガラケー+スマホの2台持ちが安くなる方法になるでしょう。
格安SIMを使うときの注意点
初期費用3,000円がかかる
格安SIM導入時には、初期費用として3,000円かかります。同じ会社内でのプラン変更であれば費用がかからないところもありますが、プランを変更する場合にも毎回3,000円かかるというところもあるので、はじめに最適なプランを選ぶようにすることが大切です。
料金は日々変化している
今回ご紹介した各社の料金プランも、来月にはどうなっているか分かりません。格安SIMは変化が激しく、どんどん安いプランやお得なプランも出てきているので、契約する際にはそのときの情報をもとに比較するようにしてください。
ただ大手携帯会社に行って契約するだけでは、いくらキャッシュバックがあったとしても、よく分からないオプションをつけなくてはならなかったり、実際には大して得にならないことも多いです。格安SIMを使えばもっと通信費は安くできるので、月々の支払額を抑えたい人はぜひ参考にしてくださいね。(執筆者:吉見 夏実)