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争続トラブルになる家族の特徴
急ぎの依頼をされる
「遺産分割協議書を早く作成してほしい」と駆け込んでみえる案件があります。
内容は決めてあるからといいますが、つまり相手の気の変わらないうちに!?
親が亡くなり、葬儀の翌日に分割相談にみえるケースもあります。しかも自分の相続分についてではがっかりです。遺産整理の手続きの進め方なら、もちろん早めの相談が大切です。
税金のことだけを考えてください!! と依頼する
相続税を安くするには円満な分割がかかせません。ひょっとして自分のことしか考えていませんか? 相続は親のこと、他の相続人のことを考えるよい機会なのです。
「うちは大丈夫」と思っている
「うちは大丈夫」と思っている方こそ問題です。いままで自分の思い通りにやってきて、他の相続人から何も言われたことがなかった。そんな人こそ、親の相続をきっかけに今までの不満を他の相続人からぶつけられる。今まで兄の言うことに逆らったことがなかった。可愛い妹と兄は考えていますが、今まで兄に命令ばかりされストレスが溜まっていた妹…かもしれません。
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争続トラブルを防ぐための対策
まず、財産目録の作成です。全体像が分からず分割はできません。借金があるのか。どんな不動産があるのか。我が家の場合ほとんどが調整区域の農地でした。預金はいくらあるのか、保険はいくらで受取人は誰か? 相続税はかかるのか、誰がどうやって支払うのか? 専門家もいれじっくりと時間をかけ検討する必要があります。
その上で、親なら、そして他の相続人ならどう考えているのか思いを馳せる。自分ではなく相手がどんな分割を希望するのか聞いてみる。
そして自分はどうしたいのか。 勝ち取って本当に幸せになれるのか? 「譲も」快感です。(執筆者:橋本 玄也)