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最近、デビットカードのCMや記事を目にする機会も増えてきました。「現金を持ち歩かず即時決済ができる」「利用限度額は口座残高の範囲内なので、使いすぎが防止できる」などといった特徴があります。(参考記事:
「家計管理のお助けカード「デビットカード」を上手に使おう」) すでに浸透しているクレジットカードや電子マネーとあわせて使うと、現金が手元になくても暮らしていけそうですね。どう使い分けていったら良いでしょうか。支出の内容ごとに分けて使ってみるのもお勧めです。
目次
クレジットカードの使い方
公共料金や通信費、保険料など、毎月、あるいは決まった日に支払いがおきるものについては、クレジットカード払いにしてみると管理もしやすくなります。
一般的に、利用金額に応じたポイントがつき、それを商品券やマイルなどに変更できるという、嬉しい特典もあります。定期的に支払うものを全てカード払いにすれば、ポイントもけっこう貯まるのではないでしょうか。
私が使っているカード会社は、ポイント数に応じた商品券を11月頃に送ってくれますが、それを〝自分へのご褒美″に使っています。早めにサンタさんが来たような気分になりますよ。
しかし、ポイント目当てになってしまうと、つい無駄使いをしてしまうこともあるので、「ポイントはあくまでもおまけ」というスタンスでやっていきましょう。
電子マネーの使い方
いつも利用しているスーパーが電子マネーを導入しているなら、それを使って買い物をするのも良いと思います。食料品や日用品は使いすぎてしまいがちなので、毎月の予算をしっかり決め、その金額だけ入金(チャージ)して支払いに利用すると、金額を気にして買い物ができます。
利用するとポイントがつき、たまったポイントを電子マネーに交換することもできます。「電子マネーを使って買い物をすると5%オフ」、「3000円以上まとめ買いをすると100ポイントプレゼント」などというように、お得に買い物ができる日を設けているところもあるので、しっかりチェックしておきましょう。
デビットカードの使い方
衣料品、電化製品など、頻繁に支出しないものや高価なものの購入に利用してみると良いでしょう。クレジットカードでも購入できますが、借金をして買い物をしているのと同じことなので、できるだけ避けたいものです。
クレジットカードは、口座からの引き落としは翌月以降になるので、どのくらい使っているのかが見えにくく、つい使いすぎてしまうこともあります。その点デビットカードは、使った分がすぐに口座から引き落とされるので、電子マネーと同様、金額を気にしながら買い物をすることができるでしょう。
JCBやVISAの冠がついたデビットカードは、発行される金融機関や種類によって、ポイント付与やキャッシュバックといった楽しみもあります。しかし、年会費がかかるものもあるので注意しましょう。
このように、支出の内容ごとに使うカードを分けてみると、上手に家計管理ができそう。しかし、最も大切なことは、常に残高を意識して買い物をすること。家計に対する意識も変わっていくと思います。(執筆者:横井 規子)