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4月からフラット35の商品に新しいシリーズができました。
「ダブルフラット」です。
フラット35にはフラット35、フラット35Sがあります。金利は返済期間中ずっと同じなので(フラットSは一定期間優遇あり)家族のライフプランを考えて資金計画を立てたい人にはよい商品だと思います。
また、昨今低金利と言われ続けている金融機関の住宅ローンと比べても、フラット35の金利水準は低く、検討する住宅ローンの一つに取り入れやすくなっていると思います。
そして今回登場したのが「ダブルフラット」です。
目次
「ダブルフラット」の内容は?
フラット35のような固定金利が2つセットに
返済期間が最長で35年のものがフラット35です。
組み合わせるもう一方のフラットは従来のフラット35以外に返済期間が15年以上20年以下が条件となっている「フラット20」が選択できます。
短期間の返済をセットすれば、一方は早めに返済が終わるようにすることも可能です。短期集中型でフラット20とフラット20という選択もできます。金利は返済期間が短いフラット20の方が、フラット35より低めになっています。
返済スタート時に頑張って返したい人に
マイホームを持つ人でまだ子どもが小さいなど比較的教育費の出費がかさまない時期に返済額を多く設定します。ローンを組み合わせることで他の支出が増える前までに、返済額の調整をした計画ができます。
注意点
組み合わせをするということは、契約時の金銭消費貸借契約、抵当権設定費用、印紙税、融資手数料などが多くかかることになります。
借入額は合計で200万以上8000万以下、片方のローンだけで下限が100万となっています。
どこでも取り扱っているわけではない
4月15日現在で取扱金融機関に大手銀行はなく、地方銀行、信用金庫、モーゲージ系の住宅ローン取次業が行っています。
金利が低いこの環境だからできるぜいたくなサービス、もし今のうちに返してしまいたいという方は検討してみましょう。(執筆者:堀口 雅子)