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暖かくなったと思ったら、あっという間に梅雨入りです……。洗濯好きなわたしも、ここ1か月は毎日大量の洗濯をして楽しく過ごしていましたが、梅雨に入ってしまうと一気にテンションはダウン……。
「今日はどれだけいろんなモノを洗濯できるかな♪」という目標から、「今日はどれだけ早く洗濯物を乾かせるか?」という目標にシフトチェンジを迫られます。
乾燥機を使えば梅雨時でも生乾きのニオイに悩まされることはありませんが、節約のためにはなるべく乾燥機を使いたくないですよね。そこで、洗濯物を早く乾かしつつ、節約するにはどうすればいいのか、まとめてみました。
目次
衣類乾燥に役立つ家電の電気代は?
ここでは、1kWhあたり26円で計算しています。
洗濯機の乾燥機能
ドラム式洗濯機で乾燥機能を使うと、1回あたり約15円かかります。1日1回洗濯するなら、月額450円です。
縦型洗濯機の乾燥機能の場合もっと高くなり、1回あたり50円ほどに……。1日1回洗濯するなら、月額1,500円です。
浴室乾燥機
電気式の浴室乾燥機なら、1回あたり約120円かかります。(3時間使用した場合)1日1回洗濯するなら、月額3,600円です。ガス式の浴室乾燥機なら、1回あたり約55円です。(1時間使用した場合)1日1回洗濯するなら、月額1,650円です。
除湿機
コンプレッサー式の除湿機なら、1回あたり(5時間)、約40円かかります。1日1回洗濯するなら、月額1,200円です。
サーキュレーター・扇風機
1回あたり(8時間)、約6.2円かかります。1日1回洗濯するなら、月額187.2円です。
エアコンの除湿
エアコンの電気代は外気温と設定温度などによってかなり変動するので一概には言えませんが、1回(5時間)あたり約70円かかります。1日1回洗濯するなら、月額2,100円です。
節約的におすすめなのは衣類乾燥機orエアコン+サーキュレーター
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ご覧のとおり、ドラム式の洗濯機であれば、乾燥まで洗濯機任せにしても、さほど大きく電気代が上がるわけではありません。ドラム式洗濯機をお使いであれば、ぜひ乾燥機能も使いましょう。
ドラム式洗濯機が無い家庭の場合、おすすめなのはエアコンとサーキュレーターの併用です。エアコンの除湿には弱冷房式と再熱除湿式がありますが、弱冷房式であれば冷房よりも電気代は安いです。再熱除湿式のエアコンなら、除湿よりも冷房にした方が安くなります。
サーキュレーターで空気を循環させながら除湿機能を使うことによって効率よく洗濯物を乾かすことができ、生乾きの嫌な臭いも防げますよ。
また、電気代を節約するためには、電気代が安い時間帯に洗濯物を乾かすということも大切です。時間帯によって電気代が変わるプランにされている家庭なら、その時間に合わせて洗濯物を乾かしましょう。
浴室乾燥機や除湿機があると洗濯物を素早く乾かすことができますが、電気代は割高です。やむを得ないとき以外はもっと安い方法で洗濯物を乾かすようにすれば、電気代を節約できますよ。(執筆者:吉見 夏実)