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6月26日、ふるさと納税のお礼品が「Yahoo!ショッピング」で購入できるようになったことが発表されました。「ヤフー」と「さとふる」が共同で開設、とのことです。
さとふるとは、株式会社さとふるが運営するふるさと納税のポータルサイトです。
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ふるさと納税ポータルサイトと言えば、ふるさとチョイスの知名度がかなり高いですよね。
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では、前者の「さとふる」と「ふるさとチョイス」。どんな違いがあるのでしょうか? また、「さとふる地域特産品」というYahoo!ショッピング内のサイトで特産品を購入することにメリットがあるのでしょうか? 調べてみました。
目次
さとふる vs ふるさとチョイス
【さとふる】
運営会社:株式会社さとふる
設立年月日:2014年7月1日
資本金:2億円
その他:株主はソフトバンク系
【ふるさとチョイス】
運営会社:株式会社トラストバンク
設立年月日:2012年4月2日
資本金:750万円
その他:社長は美人女社長
HP:http://www.furusato-tax.jp/
設立年と資本金に違いがありますね。ふるさとチョイスは約3年前から事業を行なっている点にメリットがあり、さとふるはソフトバンクのバックアップでふるさとチョイスを猛追、といったところでしょうか。
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ホームページに違い
上の画像を比較していただければ一目瞭然ですが、HPの構造に大きな違いがあります。
さとふるHPは比較的シンプルでモダンな雰囲気があります。一方で、ふるさとチョイスは小さな画像やバナーが多用されており、ちょっと見づらい、という印象があります。
情報量に大きな差
ふるさと納税に関する情報を求めて読者はサイトを訪問しますから、情報量が多いほうが有利です。
現時点でさとふるは14都道府県のふるさと納税を紹介しているのに対し、ふるさとチョイスは47都道府県すべてを網羅しています。さすがは先駆者。情報量の面ではふるさとチョイスが大きくリードしています
Yahoo!ショッピングで特産品購入にメリットはあるのか?
ふるさと納税ポータルサイトに求められる情報量で先を行くふるさとチョイス。では、さとふるはヤフーとのコラボでふるさとチョイスに殴り込むことはできるのでしょうか?
まず、ふるさと納税で貰えるお礼品をさとふるで実際にみてみましょう。
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北海道の安平町に寄付をすると、クリーミーで風味が良いという地元産チーズ詰合せが貰えます。これを購入したいときは、Yahoo!ショッピングサイトへいけば購入することができます。
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税込4,679円。Tポイントが46ポイント付与されます。沖縄と離島を除き、基本的には送料無料で配送してくれるようです。
チーズが4種類(カマンベール、スモークカマンベール、ブルーチーズはやきた、クリームチーズ)、賞味期限は約1カ月。これを4,679円で購入となると、かなりのぜいたく品ですね。
これをYahoo!ショッピングで買うメリットは何か考えてみました。こんな人にはメリットがあるかもしれません。
・寄付で貰ったお礼品がまた欲しい人
・安平町のお礼品が欲しいけど、寄付には興味がない
こういう人はYahoo!ショッピングで買ってもよいのかと思います。
ただし、現時点で購入できるのは3商品のみ。「北海道安平町の特産品から開始し、地域や取扱品目を順次拡大」していくとのことです。(引用元:http://www.satofull.jp/static/information/2015-0009.pdf)
今後、興味のある特産品が取扱われてから購入を検討しても遅くありません。(執筆者:堀 聖人)