昨年より増えた人もそうでない人もいるでしょうが、夏のボーナスが支給され、懐具合に余裕ができる時期ですね。すでに夏の旅行などで使う予定の決まっている人もいるかと思います。
余裕ができるとついあれを買おうかな、これも買っちゃおうかなと散財しがちですが、大金を手にして余裕のある時にこそ、どう使うかをしっかり考えて後のくらしを豊かに過ごせるようにしましょう。
目次
(1) 見積もっておくべき大きな出費
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日常的には買わないもの、特に数年以上のサイクルでしか買わない・出費しないものについてはついついお金の準備を忘れがち。家や車の購入については計画をしっかり立てる方もいますが、
見落としがちで意外と大きな出費となるのが家電と住宅付帯設備(給湯器、ガス台、IHクッキングヒーターなど)です。
どちらもないと困る生活必需品。壊れて修理や買い替えとなってしまうと急に数万円単位のお金がかかってしまいます。なので、これらについては必要になる時期を予測し、その時期には急な出費に備えて余裕資金があっても使い果たさず残しておけるようになりましょう。
(2) 寿命はどれくらい?
普段何も問題なく使っている間はいつまでも同じように使えるもののような気がしてしまいますが、家電や給湯器などの住宅付帯設備にも寿命があります。
何の機械か、また使用頻度や手入れなどの使用条件により長くなったり短くなったりしますが、おおむね家電は10年前後、住宅付帯設備については10~15年くらいで不具合が生じてくる可能性が多くなってきます。
(3) 家電、住宅付帯設備のリストアップをしておこう
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家中の生活に必須な家電と設備について、購入時期からあとどれくらい使えそうか、また買い換えた場合それぞれいくらかかりそうかリストアップしてみましょう。
家の購入や引っ越しなどにあわせて買いそろえた場合などには、買い替え時期も重なり、まとめると思いのほか特定の時期に生活必需品への急な出費が発生する可能性が見えてきます。家電が何か一つ壊れると次々他のものも壊れていくと感じることがあるのも、この寿命による買い替え時期が重なることからでしょう。
これらの買い替え費用が通常の預貯金やボーナスで対応できる程度なら、その買い替えに近い時期だけ必要となるお金をとっておくことで解決できることでしょう。でも、もしその時期だけの対応じゃ不足するぐらいのお金が必要になるようなら、車の購入や家の修繕費と同様に計画的に資金作りをしていかなければなりませんね。
複数重なると痛い出費となりやすい家電や住宅付帯設備の修理・買い替え費用。一つ一つはボーナス程度で買えるものなので、マネープランの中に入れるのを忘れがちですが、生活に必須なものについては購入が待ったなしになりやすい。しっかりその資金も見積もって、計画的にお金の準備をできるようになりましょう。(執筆者:柴田 千青)