日本人にとってはまだ「未知の大陸」ともいえるのが、アフリカ大陸です。雄大な大自然や野生動物など見どころはたくさんありますが、アフリカ旅行で気になるのがお金のことです。アフリカのマネー事情はどうなっているのでしょうか。
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使えるクレジットカードはVISA、次にマスター
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世界には主に5つの国際クレジットカードブランドがありますが、その中でもアフリカで最も通用度が高いのがVISAです。次いでマスターという具合になっており、他の3つの国際ブランドを大きく引き離しています。
日本国内やハワイ、グアムなど日本人が多く訪れる場所では比較的通用度が高いJCBですが、アフリカではあまりというかほぼ通用しないと思った方がいいでしょう。
JCBはアメックスと提携関係を結んでいますので、アメックスが使える加盟店でしたらJCBも利用可能ですが、肝心のアメックスがアフリカではあまり通用しません。そもそも、欧米の富裕層向けともいえるアメックスやダイナースは、クレジットカードの普及が進んでいない場所ではあまり通用しないのです。
アフリカのどこでカードが使えるか
アフリカでも使える場所と使えない場所があります。ほとんどのアフリカ諸国でクレジットカードが使える場所といえば、空港や都市部の外国人観光客向けのお店やレストラン、ホテルといったところです。
それ以外の場所でも比較的通用度が高いのが、モロッコやチュニジア、エジプトなどの北アフリカ、そして南アフリカです。これらの地域では、街中のちょっとしたお店でもクレジットカードが使えるケースが多いです。
ATMは利用価値大
アフリカでは小さな都市でも1つくらいはATMがあるものです。このATMはもちろんクレジットカードでキャッシングをする際にも有効です。
ただし、壊れていたり何らかの細工をされている可能性があり、キャッシングしようとしたら細工をされていてクレジットカードが出てこないなんてトラブルもあります。カードの挿入口のあたりに傷が多かったら、何らかの細工をされていると思ってもいいでしょう。
とはいえ、必要以上に怖がる必要はありません。他の海外旅行先と同様に、決済手段をクレカ以外にも現金やデビットカード、トラベラーズチェックなどに分散しておけば、被害も最小限に食い止められます。(執筆者:角野 達仁)