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クレジットカードを使っていると、たまにお店の人から「このカード、使えないようですが」と言われることありませんか?
そんなとき「知らないうちに誰かに不正利用されたんじゃないか」など考えてしまいますが、ストライプ部分の「磁気不良」が原因の場合が結構多いです。
なぜ磁気不良になるのか
ではなぜ、磁気不良になるのでしょうか? その原因は大きく2つ考えられます。
まずは、使っているうちに磁気が弱くなっている可能性です。
クレジットカードの有効期限は最長で5年間で、カードを頻繁に使う人はその間に何度もクレジットカード決済でカードをスライドしていることでしょう。何度もスライドをしているうちに、どうしても磁力が弱くなってしまうものです。
もう一つは、何らかの原因で磁気が急に弱まってしまう可能性です。
クレジットカードを財布やバッグに入れている人も多いですが、財布やバッグの留め金に磁石のボタンを使用している場合には注意が必要です。そのボタンから発せられる磁力で、クレジットカードの磁気がおかしくなってしまう可能性があります。クレジットカードやキャッシュカード同士を重ねて収納している人も、カードの磁力同士が干渉しあって磁気がおかしくなってしまいます。
磁気不良を解消するには
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いざ決済しようと思ってもカードが使えないのでは困ってしまいます。その現場で応急処置をする方法としては、
カードのストライプ部分を拭いてみるという方法があります。レジの店員さんもこれをやっているのを時折見かけますが、こうすると一時的に磁力が復活するようです。
また、店員さんが勢いよくスライドさせるとなかなか読み取ってくれない場合がありますので、「カードの調子が悪いから少しゆっくりスライドしてくれますか」と言ってみましょう。そして、磁気ストライプの部分をセロハンテープで補強するのも効果があります。
しかしこれらの方法はあくまでもその場しのぎです。根本的な解決方法はカードの再発行に他なりません。カードの収納方法も、磁力を発生させるものの近くには置かないなどの気配りが必要でしょう。(執筆者:角野 達仁)