先週、マンションの支柱工事に関し不正を働いたという、マンションの住人からすると激しい怒りと不安を感じるニュースがありました。今週も引き続き注視、ということで、10月19日の週の注目ポイントを2つ挙げてみます。
目次
この記事の結論
今週の注目ポイントは2つです。
1)マンション不正工事関連銘柄、三井住友建設(1821)と旭化成(3407)を注視
2)21日に訪日観光客数発表予定、関連銘柄の象印マホービン(7965)の値動きに注目
10月19日の週の注目ポイント2つ
マンション支柱の不正関連銘柄はどうなる?
先週の14日、横浜市都筑区のマンション基礎工事において、三井住友建設(1821)が虚偽のデータに基づいて工事を行なったとの報道。当然、三井住友建設株は急落となりました。
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その後、該マンション基礎工事における杭工事は、旭化成(3407)の子会社である旭化成建材が請け負っていたとの報道があり、今度は旭化成株が嫌気売りを浴びることに。
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三井住友建設、旭化成ともに売買高を伴っての株価急落となっています。
今回のマンション支柱の不正により、関連株は敏感な動きになっており、今週も目が離せません。事態に進展があるたびに株価は反応すると思われますので、動向が落ち着くまで手を出さないのがベスト。やけどしないように遠くから見物程度で。
しかし、不正の渦に巻き込まれたマンションの住人からすれば、何ともやるせない気持ちでしょう。マンション販売元にしっかり補償してもらいたいところです。
ちなみに不正問題で世間を騒がした東芝(6502)ですが、4月に不正会計が表面化したあと株価がどうなったのか、参考までに見ておきましょう。
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…下落トレンド進行中ですね。
今回のマンション不正問題、東芝の一件と比較する必要はないのですが、少なくとも不正を働いた事実に変わりはありません。東芝株と同様、下落トレンドに突入するかもしれません。
9月の訪日外国人数発表予定は21日 爆買い関連株はどうなる?
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今週21日には政府から9月の訪日外国人数が発表されます。もちろんメインは “爆買い” の中国勢。どれくらいの人が訪日したのか注目が集まりそうです。
中国の景気減速にともない、インバウンド関連株にどれほど影響が出てくるのか。今後を占う上で大切な指標となります。
中国人爆買いの恩恵を受けた銘柄はたくさんあります。指標発表後それら銘柄がどう反応するか、注視です。
たとえば、象印マホービン(7965)。訪日中国人需要が大きな要因となり、増益幅が拡大。最高純益を更新中です。
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取引市場:東証2部
株価:1558円
単位株数:1000株
最低取引価格:1,558,000円
権利確定:11月20日
配当:16円
配当利回り:1.02%
株主優待:1000株以上保有の株主は自社製品を優待価格で購入できます。
指標内容によって株価が大きく動く可能性があります。指標発表後の値動きに注目です。(執筆者:堀 聖人)