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2015年2月、「
「年会費無料・高還元率」 コスパ重視型クレジットカードBEST5」の記事で、コスパ重視のクレジットカードを5枚ご紹介しました。
クレジットカード業界も常に変化しており、カードのスペックが頻繁に変更されています。そこで、2015年10月編として、コスパ重視最強のクレジットカードを2枚ご紹介します。
目次
この記事の結論
紹介するのは、年会費無料で基本還元率1.5%のクレジットカード2枚。
・P-one Wiz
・DCカード Jizile(ジザイル)
年会費無料カードの中で、現時点で基本還元率最高のカード2枚になります。
P-one Wiz
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年会費:無料
ポイント還元率:1.5%~
国際ブランド:マスターカード、VISA、JCB
還元率について
P-one Wizカードのポイント還元率は1.5%~となっていますが、この「1.5%~」の内訳を説明します。
まず、ショッピング代金が請求されるときに自動的で請求額の1%が差し引かれます。つまり、1%OFF。
そして、カード利用でのショッピングで1,000円ごとにポケットポイントが1ポイント付与されます。このポイントは通常Tポイントの3ポイント分と交換できるのですが、P-one Wiz会員のみ5ポイントと交換できます。つまり、0.5%の還元率というわけです。
請求代金1%OFF + Tポイント0.5%還元=1.5%の還元率となります。ポイント還元というよりも、キャッシュバックの意味合いが強い「還元率1.5%」ですが。
また、P-one Wiz会員になってから6カ月間は、付与ポイントが3倍になります。利用1,000円ごとに3ポイント付与されるのでTポイント還元率が1.5%になり、請求代金1%OFFと合わせて2.5%の還元率です。
貯まったポイントを現金交換も可能
Tポイントへ交換すると最大で1.5%の還元率となるわけですが、現金交換も可能です。ジャパンネット銀行へ振込み(振込手数料無料)か、引落し口座への振込み(年1回だけ手数料無料、2回目以降から手数料が100円かかる)ができます。
キャッシュバックの場合、1ポイント=3円で換算しますので総還元率が1.3%に下がってしまいます。高還元率を目指すなら、Tポイントへの交換がお得です。
P-one Wizはリボ払い専用カードだが…
名目上、P-one Wizはリボ払い専用カードとなっています。しかし、一括払いも可能ですので、その他クレジットカードと同じように利用できます。
具体的に言うと、毎月の支払額をカード利用限度額上限に設定しておけばOKです。1回払いとなりリボ払い手数料も一切かかりません。
DCカード Jizile(ジザイル)
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年会費:無料
ポイント還元率:1.5%
国際ブランド:VISA、マスターカード
基本スペックは上のP-one Wizと大きな差はありません。強いていうならば、カードデザインはP-one Wizのほうがややスタイリッシュ。そう感じるのは筆者だけ?
還元率ですが、DCカードJizile(以後、ジザイル)は1カ月のカード利用合計金額1,000円ごとに3ポイント付与となります。1ポイント=1円相当ですので、還元率は1.5%になります。1カ月の利用合計額が39,800円だった場合、117ポイント付与の計算です。
1,000円未満の金額が切捨てになってしまうのが残念なところです。大手カードではたいてい繰越なのですが。これはご愛嬌ということで。
ジザイルもリボ払い専用カード
こちらジザイルもリボ払い専用カードとなっています。が、一括返済が可能です。
カード入会時は毎月の支払額が5,000円に設定となっていますが、5千円の他に1万円、2万円、3万円、4万円、5万円のいずれかに変更できます。
1カ月の利用代金が5万円を超えてしまうと複数月のリボ払いになってしまいますが、サポートデスクに一本電話を入れれば全額返済ができるので、余分な手数料を支払う必要はありません。
ただし、電話を入れて一括返済するというのはちょっと面倒さを感じるかもしれませんね。厳密に言えば、電話代もかかるわけですし。これがジザイルのデメリットと言えます。
それでもかまわない、または月々の利用代金が5万円以下というのなら、ジザイルを使っても何の面倒はないと思われます。
上で紹介したP-one Wizと比較すると、P-one Wizのほうが若干使いやすい印象です。特にP-one Wizカードはリボ払い設定の変更が簡単です。二つのカードのどちらかを選べと言われたら、筆者はP-one Wizカードを選択します。
今回紹介した2枚のカードそれぞれにメリットがあり特色があります。お好みとニーズに応じて選んでください。(執筆者:堀 聖人)