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貯金がまったくない人にとって、500万円はものすごく大金です。
わたしも、浪費家で借金を抱えていたときは、500万円なんて絶対貯められないと思っていました。そんなに貯められる人は、お給料の手取りで40万とか50万とかあるに違いない、と。
でも、節約家の夫と結婚して、ガラッと意識が変わりました。手取り25万円でも、しっかりと貯めることができたんです。
25万円あれば多い! と感じるくらいのわが家が、500万円を貯めるために、実際にやってきたことを紹介します。
目次
事前に準備したこと。
1. 家計簿をつける。
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家計簿をつけたことがないなら、どこから改善する必要があるのか把握することができません
。まずは家計簿をつけて、お金の出入りをチェックしましょう。
市販の家計簿を無理に使わなくてもいいんです。ノートやカレンダーに、「いくらでなにを買ったのか」をひたすらメモしていけばOKです。現金かクレジットカード払いかも書いておくと良いですね。
お金が出ていったことを意識するだけでも、ずいぶん違ってきますよ。
2. 言い訳するのをやめる。
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「お金がない」って、普段からボヤいていませんか? 本気で貯めたいなら「じぶんにはできない」という発想をすぐに捨て去りましょう。
まずは「絶対貯めてやる!」という強い意志が必要です。貯金は長く継続することで、大きな結果を生むことができるものですから、しっかりと目標を持って取り組んでいきましょう。
具体的にやったこと。
3. 住宅ローンは黒字家計の維持が必須条件。
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現在は、中古マンションを買って住んでいます。月々の返済額は3万6,000円。管理修繕積立金と駐車料を含めても6万円弱です。
住宅を買うときに最優先したことは「住宅ローンを抱えてもお金を貯めていけるのかどうか。」ということです。マイホームを買ったのに、それが家計の負担になるのは避けたいですよね。
住宅ローンは、年収の5~6倍くらいまで借りることもできます。年収600万円であれば、約3,000万円です。ですが、年収とは税込年収のことなので、社会保険や税金など、天引きされたあとの手取り額は、約500万円(もしくはそれ以下)になりますよね。
税込年収を基本にして3,000万円の家をローンで買ってしまうと、家計の負担は想定していたより、はるかに増えることになってしまいます。住宅を買うときは「毎月の手取り額」で考え、無理なく返済していけるかどうかを重視するようにしましょう。
住宅ローンは気軽に組んでいいものではありません。ただ「家を建てたいから」、「持ち家がいいから」、「家賃を払うのがいやだから」といった理由で、安易に住宅ローンを利用しようとしているなら、危険信号です。
4. 医療保険や生命保険を見直す。
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保険の見直しはしていますか? わが家は、年に1回はファイナンシャルプランナーの方と相談しています。見直しだけではなく、ライフプランや家計診断もしてもらえるので、おすすめですよ。
わが家の保険は、医療保険は夫婦で月額7,000円弱。生命保険にいたっては月額4,000円です。また、年払いにすることで、保険料を少し安く抑えることもできました。タバコを吸わない健康体なら、それだけで割引きしてもらえます。
保険は住宅の次に高い買い物だと言われていますが、その通りなんです。実際に支払っている保険料の総額計算してみれば、金額の多さに驚きますよ。
相談をしても、必ず安くなるとは言えませんが、高いと感じているのなら見直してみるのもひとつの手です。
5. 車に掛けるお金を減らす。
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車は、思っている以上にお金がかかるものです。持たないに越したことはないですが、どうしても車が必要な地域もあるので、手放せない場合もありますよね。
手放せないなら、維持費をできるだけ抑えていきましょう。
無事故・無違反のゴールド免許というだけで割引があります。また、ダイレクト型自動車保険(ネット通販タイプ)を視野に入れながら見直してみると、かなり安くできることもありますよ。
車の大きさは適正ですか? 7人乗りなどの大きな車が人気ですが、税金も維持費も高いですよね。大きくなくてもよさそうなら、買い替えを機に、コンパクトカーにするのもいいですよ。
マイカーローンを抱えていると、返済を優先しなければいけないので貯金にまで手が回らないことがあります。できれば利用せず、一括で買えるようにお金を貯めるか、一括で買える価格帯の中古車を探したほうが良いですね。
車を2台持っていても、1台は買い物程度にしか使わないなら手放せそうですよね。車の維持費より、電動付き自転車を買ったほうが安くつきます。レンタカーやカーシェアリングが近くにあるなら、なおさらセカンドカーは不要です。
わが家は、引っ越しを機に車を1台に減らしました。ダイレクト型自動車保険を利用し、買い替え時期がきたときに小さな車に乗り換え、現金一括払いにしました。すべて実行してみて、車にお金をかけなければ、お金が貯められると実感できました。
車にかかっているお金のことも真剣に考えてみましょう。
6. スマホを格安SIM(MVNO)に変更する。
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スマホ代で家計が圧迫されているなら、格安SIMへの乗り換えを検討してみるのもいいですね。劇的に安くすることができます。
3大キャリアのように、2年間も縛られることがありません。自由にプランの見直しをすることができます。
SIMフリー端末付きのプランを出している格安SIM会社も出てきていますので、端末の買い替えや乗り換えのハードルは下がってきました。
わたしが利用している、IIJmioからも出ています。
→SIMフリースマートフォン|IIJmio
注意したいのが、通話料です。頻繁に電話をかけたり、通話料無料プランがないと通話料だけで何万円にもなってしまう方は、格安SIMに向いていません。
普段はネットやメール、アプリくらいしか使わないのであれば、格安SIMへの乗り換えがおすすめです。
7. 子どもの習い事は最低限に絞る。
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子どもの習い事代に毎月5万円も6万円も使っていませんか?
子どもへの投資を惜しみなくしたい気持ちはよくわかります。わたしも、できることならお金をかけていろいろな教育を受けさせてみたいです。
だけど、1人1つだけと決めています。現実的に考えて、夫の収入だけでやりくりするのなら、習い事を何個も掛け持ちさせるほどお金を回す余裕なんてありません。
「子どもへの投資」といえば聞こえはいいですが、いちばん大事なのは、じぶん自身、家族全員の生活です。生活の質が落ちれば、イライラすることも増えてきます。お金がない! と、毎日思いながらギスギス暮らしたくないですよね。
家計が健全に回っていないと、子どもも安心してのびのび育つことはできません。教育だけではなく、子どもが育つ環境を整えてあげることも大事ですよ。
8. やらない節約を決める。
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意外と大事なのが、やらない節約を決めることです。
すべての費目で節約していては、気持ちが苦しくなってきます。メリハリって大事ですよね。わたしは、食費の節約は絶対にしないと決めました。
献立を考えるのが得意であったり、常備菜を作るのが好きなのであれば、食費の節約にどんどん取り組むといいでしょう。
だけど、わたしは料理が得意ではありません。苦手分野の節約は後回しです。まずは他を削ってから、それでもまだ節約しなければいけないような状態になってからでいいのです。
じぶんに合わない節約を我慢して続けるより、得意分野の節約をどんどん実行していくほうが、はるかに前向きに取り組めるものです。
9. モノを捨てる。
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ムダなものを買わなければ、出て行くお金を減らすことができますよね。でも、ムダなものがどれなのか、わからないこともあるものです。
部屋を徹底的に片付けてみれば、じぶんにとってなにが必要で、なにが不要なのかがわかってきます。
使っていないもの、なくてもいいものは、どんどん捨ててみましょう。こんなにいらないものを買っていたのか! と逆にショックを受けてしまうかもしれませんが、それが効果抜群です。
10. 収入を増やす。
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削るものを削り、これ以上は節約できない! というところにきたら、次は収入を増やすことを考えてみましょう。
ただ、子どもが小さかったり、実家が遠くサポートしてもらえない、預けたくても保育園が空いていないなど、物理的に無理なこともあったので、わたし自身、収入を増やすことにチャレンジしたのは、いちばん最後です。
だけど、最後でいいんです。家計管理もきちんとできていないうえに、お金がどんどん飛んでいっている家計の状態で収入を増やしたとしても、入った分だけ飛んでいくだけです。しっかりと支出を削減し、お金が貯まる家計管理術を身につけてから、収入アップにチャレンジしてみましょう。
できることを前向きに取り組もう。
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いかがでしたでしょうか。実際にわたしが500万円を貯めるために、必死でやってきたことを紹介しました。
わたしは、食費や被服費などの少額の節約よりも、将来にわたってかかってくる大きなお金をバッサリ切ったほうが効果は大きいと考え、その通りにやってきました。
お金を貯めるには、多少の忍耐が必要です。また知恵も絞る必要があります。最初からできないと決めてかかるのではなく、じぶんには、なにができるだろうか? と前向きに考えて取り組んでみてくださいね。結果は、必ずあとからついてきますよ。(執筆者:小松 ゆみ)