
子供にとって、お正月は一大イベントです。なぜなら、お年玉がもらえるから。うちの息子も11月ごろからお年玉を楽しみにしており、何を買うか計画しています。
さて、あまり多額でなければ子供が欲しいと思うものを買わせるのも良いと思うのですが、かと言ってすべて子供に任せてしまうのも怖いもの。
今回は、子供のお年玉の使い道について、親ができることについてお話したいと思います!
目次
基本的には買いたいものは自由に決めさせる

子供が欲しがるものが、親にとって好ましくないものであることは多々あることです。とは言え、基本的には、お子さんの選択を尊重してあげて欲しいと思います。
もちろん、子供が「自分で買い物した!」という実感を持たしてやるという意味もありますが、もう一つ、「失敗から学ばせる」という狙いもあります。
親から見ると、あきらかにムダだな、という使い方を望むこともありますよね。絶対に後悔すると思うけど……と。
しかし、あえてやらせてあげることで、後になって子供が「やっぱり○○を買えばよかった!」と失敗したことに気づきます。親が先回りして失敗させないように導くよりも、失敗させた方が子供の心に強く残ることになります。
親は、子供が後悔しだした時点で「次はどうすれば失敗しないかな?」と聞いてやり、子供自身に学ばせるのがおすすめですよ。
明らかに間違った使い方は止めよう

親から見て無駄なものでもあえて失敗させるというのはおすすめですが、
あきらかに悪影響がある使い方については止めなければなりません。
たとえば、友達に現金を渡そうとする、お金をおもちゃにして切り刻もうとするなど、あきらかに間違った使い方をしようとしているときには、必ず親が止めなければなりません。
ただ「それはダメ」と言うのではなく、なぜダメなのかをきちんと説明した上で子供の暴走を止めましょう。
買い物の一連の流れを学ばせよう

好きなものを買えると言っても、それは
親にとっては教育のチャンスでもあります。
買い物の仕方をきちんと実践してもらいましょう。
たとえば、親がお金を預かってAmazonで手配しちゃう、というのは避けたいところ。
モノの値段はお店によっても異なりますから、価格を比較させることも必要です。
そして、実際に自分で商品をレジに持って行き、お金を支払う、ということもさせましょう。普段自分で買い物することに慣れていない子供だと、もたもたしてしまいますが、なるべく親は手を貸さずに見守るようにしてください。
【注意】
ただし、混雑した店で子供に買い物させるのはなるべく控えた方がいいでしょう。他のお客さんの迷惑にもなりますから、なるべく空いているタイミングを選んで子供に買い物させてくださいね。(執筆者:吉見 夏実)