株主優待ファンにとって待ち遠しい3月が近づいてきました。
そう、1年の内で権利確定銘柄が一番多いのが3月ですから、3月に向けて着々と準備を始めている方が少なくないはずです。
株主優待銘柄の中には、銘柄的にはとてもマイナーだけど意外にも魅力ある銘柄がたくさんあります。
そこで、マイナーだけど魅力ある株主優待銘柄を厳選して7つピックアップしてみました。株投資の参考にしてください。
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目次
この記事の結論
マイナーだけど魅力的な3月権利確定銘柄として、以下7銘柄をご紹介します。
・昭文社(9475)
・TBK(7277)
・ケーユーホールディングス(9856)
・ミライトホールディングス(1417)
・石光商事(2750)
・電業社(6365)
【マイナーだけど魅力的】 3月権利確定のおすすめ株主優待銘柄7つ
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配当利回り+優待利回り=総利回りに注目
株投資における銘柄選別の基準の一つとなるのが、配当利回りと優待利回り、そしてその2つを合わせた総利回りです。高利回りの目安は、配当利回りが3.0%以上または総利回り4.0%以上。
今回紹介するのは、配当利回り3.0%以上または総利回り4.0%以上、というどちらかの条件を満たしている7銘柄になります。
その中で、配当利回りが3.0%以上で、かつ総利回り4.0%オーバーとなっている好条件銘柄は、TBK(7277)、ケーユーHD(9856)、ミライトHD(1417)の3銘柄です。
この3銘柄の各優待は、以下の通り。
・ケーユーHD(9856):100株以上保有でクオカード500円分(年2回)
・ミライトHD(1417):一律で図書カード/クオカード/花とみどりのギフト券のいずれか1,000円分
各銘柄の優待商品には違いがあります。優待内容と好みによって狙いたい銘柄が違ってくるかもしれませんね。
個人的にはTBKの「つや姫」に興味があります。このお米、ネット検索すると1.3kg分がおおよそ1,300円するんです。1.3kgが1,300円というお米は他ブランドと比較してかなり高額です。どんなお米なのか、一度口にしてみたいと思いました。
各銘柄の優待内容に注目
総利回りが一番高い銘柄はシード(7743)で、9.06%となっています。シードはコンタクトレンズの大手企業で、優待商品はコンタクトレンズケア用品セット。10,000円相当の商品のため、優待利回りが高くなっているというわけです。
コンタクトをしている方、または家族の誰かがコンタクト関連商品が欲しいという人。狙ってみてはいかがでしょうか。
昭文社(9475)は地図の「マップル」を販売する会社で、15年3月期の株主優待は「旅地図・日本」と「日本の世界遺産めぐり」で、旅好きにはたまらない商品でした。
毎年贈呈される優待商品が違うので、2016年3月期株主優待はどんな商品になるのか、注目です。
コーヒー好きという方におすすめなのが石光商事(2750)。コーヒー輸入を主に手掛ける商社です。優待権利獲得には500株以上保有という条件付きですが、1,500円相当の自社商品をもらえるのなら悪くないと思います。
また、今回紹介した7銘柄のうちPERとPBRが最も低いのもこの石光商事。PER10.51、PBR0.34と、割安を示す値となっています。今後の株価上昇に期待できる銘柄です。
もうひとつ注目したいのは、電業社(6365)。有利子負債0円になっており、財務の堅実性を垣間見ることができる銘柄です。総利回りは高利回り目安の4.0%にほんのわずか及ばないものの、配当利回りはしっかり3.0%を越えています。優待は1,500円相当の静岡県産新茶となっています。
こちら電業社はPER13.03、PBR0.54。特にPBRは割安目安の1倍割れとなっています。3月の権利確定に向けて株価上昇を期待して良いかと思っています。
これからの株投資の参考になれば幸いです。(執筆者:堀 聖人)