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売買が過熱するドローン関連銘柄

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売買が過熱するドローン関連銘柄

高まる不安

「申酉騒ぐ」(申年と酉年は株価が乱高下する)という相場格言がありますが、まさにその通りに、騒がしい申年の幕開けとなっています。

大納会(12月30日)には1万9033円71銭もあった日経平均は、1月15日(金)には1万7147円11銭で取引を終えています。日本の大企業の時価総額が、わずか半月の間に1割近くも下落したということですから、まさに騒がしいですね。

ことさら「騒がしい」ドローン関連銘柄


しかし、そんな騒がしい市場にあって、ことさら騒がしい銘柄があります。経済不安の中にあっても優良株を発掘しようとする投資家たちによる、選別の波にもまれているのでしょう。表にまとめてみました。



どの銘柄も、今年に入ってから日々±10%以上もの値上がり(値下がり)をくり返しています。それでは、どんな企業なのでしょうか。

・ドーン〈2303〉:『ジオベース』という地理情報システム構築ソフトを主力に、地図づくりや防災関連のソフトを開発しています。

・イメージワン〈2667〉:現在は医療画像のシステム開発が主力ですが、元々は衛星画像の解析・販売を出発点としており、技術の蓄積がある航空画像についての奮闘が期待されます。

・ビーマップ〈4316〉:BeMapの社名通り、位置情報や交通情報などの情報を配信するサービス開発や、無線LANシステム、遠隔監視カメラの映像転送システムなどを開発しています。

これらの企業の共通点は、どれも小型無人航空機(ドローン)の実用化によって、多応用可能な技術を持っているということです!

ドーンとイメージワンにはドローンで得た画像などの情報を活用する技術、ビーマップにはドローンをコントロールするための技術が期待されます。

経済不安の原因とドローン

そもそも、世界経済を取り巻く不安の原因には、

・サウジアラビアとイランの断交
・ISなどのテロ組織の激化
・難民受け入れ問題
・北朝鮮の核実験

などの政情不安が、中国経済の減速や原油価格の下落といった経済面に複雑に影響を与えていることが考えられます。ドローンから得られる地理情報は、これら諸問題において重要な役割を果たすことが期待されるので、今後も大注目です。

私としては、北朝鮮核実験場の衛星写真が、十年来のボケボケだったことに愕然としています。ぜひ、ドローンや今回紹介した各社には活躍してもらいたいですね。(執筆者:徳田 仁美)

《徳田 仁美》
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徳田 仁美

徳田 仁美

関西地方都市在住の30歳代主婦。某私立大学文学部卒。「良いものを長く使う」「不健康が最大の損失」「家族円満は無料で最大の幸福」を心がけて、主婦業を営む。夫の収入で家計を管理する、現在は2児の母。子だくさんでも成立する家計を模索。家計とは別に、結婚前の貯金を株式投資やFXなどで運用する。投資歴は8年程度。最近は新しい時代を作ってくれそうな企業に注目している。 寄稿者にメッセージを送る

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