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マイナス金利に広がる動揺
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先日、日銀がマイナス金利を発表しましたよね。
民間銀行が日銀にお金を預けても、利子がつくどころかマイナスになることによって、民間銀行のお金を日銀ではなく住宅ローンや中小企業の融資に回してほしい、そんな日銀の思いが込められています。
しかしマイナス金利の影響は銀行だけではなく預金者にも広がっており、安全資産とされてきた10年物の日本国債も一時マイナス金利となり、混乱は広がっております。
さらに、地方銀行などはさっそく預金金利の引き下げを発表しており、メガバンクでも三井住友銀行が預金金利の引き下げを発表しました。
金利はどうなっているのか
事実、民間銀行の預金金利は雀の涙と言ってもいいでしょう。
以下に、2016年1月29日現在の各銀行の金利はどうなっているのかというと、
と、軒並み低金利です。
積立型の保険
そこで今注目を集めているのが、積立型の保険です。
積立型の保険には学資保険や個人年金保険がありますが、いずれの保険会社の商品も魅力的なものばかりです。
学資保険なら
その中でも、学資保険ならば明治安田生命の「つみたて学資Ⅰ型」がいいでしょう。
毎月の掛け金が1万4,575円でこれを15年支払うと、支払った保険金は合計で262万3500円、満期の際には300万円になって戻ってくるということで、その差額は約37万円で受け取り率は114.3%にもなります。
これを定期預金の金利に換算すると、年1%を超える高金利となります。
個人年金保険なら
個人年金保険であれば、同じく明治安田生命の「5年ごと利差配当付個人年金保険年金かけはし」はいかがでしょうか。
毎月の掛け金が3万円でこれを30年間支払うと、支払った保険金は合計で1,080万円、一括受取では1,341万円になって戻ってきますので、その差額は250万円以上となり、受け取り率は124.1%にもなります。
これを金利に換算すると、年0.4%以上の高金利となります。
もちろん、万が一の手厚い補償もついてこの利率ですから、お得が実感できるでしょう。
積立型保険の注意点
もちろん、積立型保険もいいことばかりではなく、注意点もあります。
個人年金保険は、分割でもらうよりも一括でもらう方が受け取り率が低くなります。
保険の払込期間が短いうちは、解約返戻金が少ない傾向にあることも注意しましょう。(執筆者:角野 達仁)