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目の前の小さな金額にとらわれない
「付き合いが多くって、飲み代もバカにならないよ」
「スマホ代は高いけど、キャリアを変えるのもめんどうよね」
貯金がうまくできない、思うように家計が管理できていないと、ついつい「目の前のできないこと」に目を向けてしまいがちです。
ですが、本当にお金が貯まらない理由は、そこにあるのでしょうか?
お金を貯めることは、実はとてもシンプルで、非常に簡単なことなんですよ。
なぜなら、収入の範囲以下で暮らしていれば、自然と貯まっていくからです。
では、収入の範囲以下で暮らすとはどういうことなのでしょうか。
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「お金が貯まる方程式」に家計をあてはめてみる
お金が貯まる家計にするには、家計を下記の方程式にあてはまる状態にすることが必須条件です。
収入ー固定費=生活に使えるお金
固定費とは、毎月必ずかかるお金のことで、住居費やスマホ代、新聞、月額利用料のかかるものにあたります。
とはいえ、この固定費というものも厄介で、どこまで含めていいかわかりづらいものです。
そこで、わが家が固定費としている費目を紹介します。
●必ずかかるもの
・教育費(小学校・幼稚園代・習い事)
・スマートフォン代
・インターネット回線料
●1年分を月割りで積み立てているもの
・自動車税・自動車保険代
・生命・医療保険代
・NHK利用料
その他、わたしはフリーランスなので、国民健康保険や国民年金等があります。通知が届いたら、貯金や収入の状況を見ながら、毎月の家計に組み込むか、一括で支払うかを検討しています。
収入からこの固定費を引いて、残ったお金で生活をしていきます。
ですが、ここで残ったお金をすべて生活費につぎ込んでしまうと、お金は全く貯まりません。その状態は決して収入の範囲以下とは呼べず、せいぜい収入の範囲という程度に留まります。
お金を貯めている人はこの方程式を使っている
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お金が貯まる真の方程式とは、以下のようになっています。
収入ー(固定費+貯金)=生活費
収入から必要な固定費を引き、貯金分を先に取り分ける。
手取り30万円で固定費が15万円。毎月3万円貯金をすると決めたら、残った12万円で暮らしていく、ということです。
先取り貯金をしたあとに残ったお金で生活をすることで、「お金が自然と貯まる収入の範囲以下の暮らし」が成立するのです。
実際にきちんと数字を出してみると、家計の状態と、じぶん自身がどんな暮らし方をしているのかを把握することができます。
「できないこと」に目を向けて、お金が貯まらないとあきらめるのではなく、全体から「家計の現状はどうなっているのか」をしっかりと探ることが大事なのです。
意外と「スマホ代が高いと思っていたけれど、家計はそんなにキツくなかったんだな」という、気づきも得られることもあるかもしれません。
大きな流れから、小さな流れを把握する
毎日の節約は大変です。こどもがいれば、食費が増えてしまうのも仕方ありません。飲み会だって、でなければいけないこともあるでしょう。
だれだって、めんどくさい節約はやりたくないものです。
ダラダラ使っていることが赤字につながっているのかもしれません。
本当はお金が残っているのに、実感できていないだけということもあるかもしれません。
生活に使えるお金を知っておけば、手持ちのお金以上には使いようがないということに実感が持てるはずです。
じぶんにとって「いま必要なモノ」を厳選する思考も鍛えることができるので、買い物のスタイルも変わっていくことでしょう。
また、本当はめんどくさいと思っていた節約も、やらずに済む可能性だって出てきますよね。
お金が貯まる真の方程式で、いま使えるお金はいくらなのかをしっかりと把握し、そこから各費目の節約に取り組んでいきましょう!(執筆者:小松 ゆみ)