日本で国際クレジットカードブランドといえば
「マスター」
「JCB」
「ダイナース」
「アメックス」
の5ブランドですよね。
クレジットカードが利用できるお店のステッカーを見てみますと、上記5ブランド以外に「銀聯」(UnionPay)があり、さらに「DISCOVER」なるステッカーも貼ってあります。
今回は、「DISCOVER」なるクレジットカードブランドについて見ていきましょう。
目次
ディスカバーとは?
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ディスカバーカードは、もともと1985年にアメリカで百貨店を運営する企業によって誕生し、アメリカを中心に普及してきたクレジットカードブランドでしたが、2005年には国際クレジットカードブランドの仲間入りを果たしています。
その会員数は5000万人を超え、加盟店数も400万店舗を優に超えます。
ディスカバーカードは日本では発行していない
5大国際クレジットカードブランドはもちろん、銀聯カードも日本国内で発行可能なブランドです。
しかしディスカバーカードは現時点で、発行している国内のクレジットカード会社はありません。
どうしてもディスカバーカードがほしければ、アメリカなどの海外で申し込んで発行するのでしょうが、審査は日本国内よりも厳しいことが予想されます。
ディスカバーカードが日本国内で知名度がいまいちなのは、このような理由があったのですね。
日本人にもメリットはある
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とお思いでしょうが、そんなことはありません。
実はディスカバーカードは日の丸国際ブランドであるJCBと加盟店を互いに開放しています。
ディスカバーカードを持っている人は、日本国内のJCB加盟店で利用可能なのはもちろんのこと、逆にJCBカードを持っている人は特にアメリカのディスカバーカード加盟店でJCBを利用できるのです。
アメリカのディスカバー加盟店は400万店以上ですし、JCB加盟店がアメリカではもともとさほど多くないので、JCBホルダーにとってはディスカバーカードもメリットはあります。(執筆者:角野 達仁)