「住宅ローン見直し」 10年で約2,000万円節約できました の続きです。
目次
リアルママ友との会話より
先日、「あなたの言う通り、ローンの借り換えをしたら、本当にローン返済額が下がったの。ありがとう!」とママ友から感謝されたので、今回は、住宅ローンの見直しのうち、「借り換え」について書いてみる。
私たちは40代半ば。子どもは小学生~高校生で、第一子が小学校入学を目途に家を購入した。つまり、ごく一般的なアラフォー(アラフィフ?)だ。
第一子が小学生になったのは、およそ10年前。その頃の住宅ローンの金利を調べてみると、35年固定は3%前後。 今なら、同じ条件の金利だと1.5%あたり。住宅ローンの金利が半分になっているのだから、借り換えを検討しない手はないと思うのだ。
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借り換えのメリット・デメリット
住宅ローンの見直し方法には、大きくわけて以下の3つがある。
毎月の返済の他に、貯金など、まとまったお金ができたときに先々の返済を任意で返す方法
借り換え:
新たに別の金融機関でローンを組み、それを原資に元のローンを一括で返済する方法
金利交渉:
ローンを組んでいる銀行に当初約束した金利より、優遇をしてもらえないか交渉してみる方法
見直し方法には、それぞれに「メリット」、「デメリット」があるので、一概に「この見直し方法が一番良い」とは言えない。その時、その時、自分ができる見直しをチョイスしていくという姿勢が大切だと思う。
借り換えのメリット・デメリットは、以下の通りだ。
新たに別の金融機関でローンを組むので、今の低金利が適用になる。
デメリット:
3つの見直し方法のうち、一番費用がかかる。もっとも借り換えをする際に最初に支払う費用のうち、「ローン保証料」は借り換え後、元の銀行の保証料が一部戻るので、実質的な出費は20万円~30万円程度。
銀行に相談に行ってみるのが近道
もし住宅ローンの借り換えに興味を持ったのなら、下記の3つを持って、(新たな住宅ローンを借りる)金融機関に相談に行くのがいちばん手っ取り早い。
なぜなら、住宅ローンの見直しの効果の分析は、難しいからだ。難易度としては、住宅ローンの見直し相談を数多く受けているFPさんが「私でも返済予定表の分析には時間がかかる」というレベル。
1) 住宅ローンの返済予定表(償還予定表)
2) 物件の内容がわかるもの(不動産登記簿謄本など)
3) 住宅ローンを借りる人の年収がわかるもの(源泉徴収票など)
「しっかり調べなきゃ!」という気持ちがハードルに
住宅ローンの借り換えをするとなると、「どこの銀行から、新たな住宅ローンを借りるかのリサーチをしっかりしなければいけない」と思っている人も多いだろう。
でも、最初からリサーチがしっかりできる人は、プロだけだ。前述のママ友には、「しのごの言わずに、3点セットを持って、どこの銀行でもいいから、まずはシミレーションに行ってみてね!」と、お伝えした。
住宅ローンの金利が低いのがわかっても、「具体的に、どれくらい我が家の住宅ローンが安くなるのか?」に繋がって見えてこないと、人はなかなか動けない。
だから、「しっかりリサーチしなければ、借り換えはできない」と思っているとハードルが高くなり、結局、見直しをしない可能性もある。それは、もったいないと思うのだ。
無料シミレーションで、「基準値」を作る
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だったら、まずは最寄りの(思いつく)銀行に行って、返済プランのシミレーションをしてもらう。
そうすると、「この金利だと、住宅ローンがこれくらい安くなるんだ」という具体的な数字が見えるので、それを「基準値」にする。
基準値さえあれば他の銀行との比較もしやすいし、何より具体的な金額が見えることで住宅ローン借り換えという面倒くさそうな「山」を越えようというモチベーションになる。
返済プランのシミレーションだけなら、「見積り」のようなものなので無料でしてもらえる。
「借り換えもアリかもな」と思ったら、まずは無料シミレーションに行って「基準値」という布石を作ってみてはいかがだろうか?(執筆者:楢戸 ひかる)
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