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食費を節約したいのに、うっかり食費を無駄にしてしまうことってありますよね。分かってはいても、完全に無駄をなくすことができず、自己嫌悪に陥ることもあるのではないでしょうか?
しかし、忙しい毎日の中で食材の無駄を振り返って改善していく……という作業は案外難しいものです。
そこで、今回はやってしまいがちな食材の無駄に対して、できる対策を一覧にまとめてみました。
1. 細かいもの用のカゴを用意する
2. 冷蔵庫は「スカスカ」を心掛ける
3. 肉・魚類はそのまま冷凍する
4. 野菜は一度に全部調理する
5. 食べきれない分は冷凍する
6. 「念のため」に買わない
7. 乾物・缶詰を充実させる
では、詳しく見ていきましょう。
目次
1. 細かいもの用のカゴを用意する
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食材を無駄にしてしまう原因として大きいのが、「冷蔵庫の中が整理されておらず見失う食材がある」ということではないでしょうか?
特に、使いかけの玉ねぎや1個だけ余った納豆など、こまごましたものは行方不明になりがちです。
こういったこまごましたものを入れておけるカゴを用意して、その中に放り込むようにしてみてください。
できれば、「ボトル系調味料」、「チューブ系調味料」などジャンルごとに分けるようにするとより冷蔵庫の中がスッキリしますよ。
2. 冷蔵庫は「スカスカ」を心掛ける
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冷蔵庫の中に食材を詰めるほど、放置になってダメになってしまう食材ができやすくなります。また、食材の詰め過ぎは冷蔵庫の電力効率も下げてしまうため、節電的にもアウト。
スカスカを心掛け、あれもこれも冷蔵庫に入れたり、食材をまとめ買いしすぎるのはやめましょう。
3. 肉・魚類はそのまま冷凍する
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肉・魚類を冷蔵庫に入れたものの、数日間気づかずに消費期限を切らしてしまった、ということはありませんか? でも、わざわざラップに包んで冷凍するのも面倒なんですよね。
そんな人におすすめしたいのは、「そのまま冷凍してしまう」こと。食品トレイに入った状態の肉や魚は、そのまま冷凍してしまっても大丈夫です。
多少風味が落ちるなどの問題はあるでしょうが、食材を無駄にしてしまうよりはマシです。
我が家でも、安いときにたくさんまとめ買いした場合はそのまま冷凍庫に突っ込んでしまうこともあります。
4. 野菜は一度に全部調理する
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野菜も、気を抜くとあっという間に傷んでしまいますよね。そこでおすすめしたいのが、一度包丁を入れた野菜は全部調理してしまう、という方法。
さらにこまかく、3パターンあります。
【1】カットだけ済ませてしまう
玉ねぎを半分だけ使う、という場合でも、残り半分もくし切りなどにしてラップで保存しておきます(もちろん、冷蔵庫の「細かいもの用のカゴ」に入れましょう)。
【2】加熱までして冷凍しておく
使わない分の野菜も、カットして、レンジ加熱して、保存します。冷凍しておけば長持ちしますよね。加熱して保存した野菜は、調理時にはそのまま鍋に入れて煮物やスープなどに使えるので便利ですよ。
【3】大量調理にする
野菜は残さず、早めにすべて、調理してしまうという方法です。4人分の料理でよくても、一度に10人分ほど作っておけば常備菜として使えますよね。
中途半端に野菜を残さないので、食材が行方不明になるのも防げますよ。
5. 食べきれない分は冷凍する
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残ったおかずを冷蔵庫に入れたまま、ダメにしてしまった、という経験がある方には、「冷凍」をおすすめします。
これも、本当はきちんとフリーザーバッグなどに入れて保存した方がいいのですが、面倒くさくてできない人は、お皿ごと冷凍庫に入れてしまっても良いでしょう。やはり、腐らせてしまうよりもマシです。
6. 「念のため」に買わない
食材を無駄にしてしまう方は、そもそも食材を買いすぎています。「これもあった方がいいかも」、「安いから買っておこう」などと、念のための買い物をしていませんか?
上手く使い切れる人ならそれでいいのですが、食材を無駄にしてしまうことが多い人は、まとめ買いには注意してください。
「もしかしたら人参がなかったかも」などと不安になってダブり買いする気持ちも分かりますが、「なければ家にあるものでなんとかしよう」と考えるようにしてみましょう。
7. 乾物・缶詰を充実させる
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切り干し大根やひじきといった乾物、コーン缶やトマト缶といった缶詰は、長期間保存がきくので無駄になりにくい食材です。
こういった食材を充実させておくと安心です。念のためと言って買いすぎてしまう人でも、家に乾物・缶詰が充実していれば、「最悪家にあるものでなんとかできる」と思えますよね。
まとめ 食材は絶対に無駄にしない!
食費の節約を心掛けて安いスーパーに行っていても、買った食材を無駄にしてしまうようでは節約になったとは言えません。
それだけでなく、環境への負荷や精神的な負担も重いですよね。
食材を無駄にしないためには、やはり多少の手間や労力がかかるもの。今回はなるべく手間をかけずにできる対策を紹介しましたので、冷蔵庫に無駄な食材があるという方は、買い物の仕方や冷凍の仕方を変えてみるのがおすすめですよ。(執筆者:吉見 夏実)