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実はみんな持っている最高の納涼法
猛暑が本格化してきました。ニュースを見ると、熱中症による死者もすでに現れているようです。本当に怖い。
天気予報は気温35℃だとか言ってますが、あれ、風通しの良い日陰の記録ですからね。コンクリートジャングルの暑さはそんなもんじゃない。
暑さをしのぐためにエアコンを使うんですが、そもそもそうやってエネルギーを消費するから温暖化が進みヒートアイランドが起こるんです。ジレンマですね。
さてエコロジーでエコノミーな納涼法はないものか。
いろいろと探していると、ふと思い当たりました。それは、人体。盲点でした。人間こそ地球上に最も広く分布する生物です。人体はとてつもない体温調整能力を持っています。その能力、なんとか最大限に活用できないかしら。
体を冷やす野菜、それがクールベジ
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実は、人体が持つ体温調整能力をサポートする食品というものがあるんだそうです。
特に野菜に多く、「クールベジ」って呼ばれるんだとか。クールベジの条件は、カリウムと水分を多く含んでいることなんです。
カリウムが体内の余分な塩分と結合して、水分といっしょに尿になるときに、たくさんの体温を奪っていくんです。
具体的なクールベジは
・ トマト
・ なすび
・ セロリ
・ ゴーヤ
など。
ようするに、夏野菜ですね。できるだけ生で食べましょう。熱を加えるとカリウムが失われてしまうそうです。
反対に、生姜などはウォームベジ(根菜などの体を温める野菜)だと言われています。冷しそうめんやざるうどんのつゆに入れると美味しいですが、入れすぎは禁物ですね。
産地も大切です。暖かい地域で採れるものは体を冷やす食べ物が多いです。逆に寒い地域で採れた食べ物は体を温めるものが多いです。
冬場には、クールベジは冷え症を悪化させるので、ウォームベジを摂りましょう。
旬のものはメリットいっぱい
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最近はスーパーへ行くと、一年中あらゆる野菜が手に入ります。ですが、やはり旬のものを意識して購入すべきです。なぜなら、
・ 安い。
・ 体温調整を助けてくれる。
良いことづくめじゃあないですか。それに、旬の野菜は自分で育てるのも簡単。ホームセンターでブロックまたはプランターと園芸用土を購入して、あとは種(または苗)と肥料と水。
わが家の菜園(1坪にも満たない!)では、今年はミニトマトを栽培しています。もう鈴なりに実っていますよ。わが子は、むしりとるなり洗っておやつ代わりにパクリ、にはまっています。(執筆者:徳田 仁美)