目次
今が大チャンス
今回は、今が投資を始める大チャンスである3つの理由についてお話をさせていただきます。
投資を始めようと考えつつも、まだ一歩が踏み出せない方や、投資で損をした、また損を抱えて悩んでいるという人は是非読んでみてください。
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1. 連立与党の大勝利となった参議院選
選挙の結果と株価に何の影響があるのか? と思われた読者様もいるでしょう。
しかし、アベノミクスの信任を得たという結果は、外国人投資家にとって大きな買い要因です。
選挙結果により、その後数か月に渡って株価が上昇傾向を続けることは過去にもよくあり、安倍政権前は小泉内閣がそうでした。
さらに、私が記憶する限り、ここまで経済に詳しい総理もいなかったでしょう。
13日にはバーナンキ全FRB議長と会談しておりますし、印象に残っているのが、伊勢志摩サミット後の消費税延期の会見時に「リーマンショック前と状況が似ている」という発言でした。
一国の総理の発言としてはビックリしましたが、実際に英国EU離脱による株価急落が発生しました。
今後、金融政策についても新たな提案が出され、これも好材料となるはずです。
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2. 米国経済、株価は好調
2015年末の日経平均株価は1万9,033円でしたが、2016年6月30日の終値は1万5,575円となりました。
7月11日以降は選挙後の成長拡大路線の維持から2日で株価は1,000円以上急騰しましたが、14日時点での株価は1万6,200円台となっており、年初の株価にはまだまだ届きません。
その一方、米国株式市場は世界同時株安、英国の離脱による急落がありながらも、すぐに回復しています。
7月13日のS&P総合500種とダウ工業株30種平均はいずれも終値で過去最高値を更新しました。
NYダウ平均は1万8,372ドルと好調で、日本株とは対照的です。
でもこれは逆に考えれば、日本株の割安度が相対的に高まっていると判断できます。
為替も円安方向に振れましたし、米国経済が好調であれば、日本経済にとってももちろんプラス材料です。
3. 投資家心理の改善
上記2つを踏まえて、2016年上半期で離れた外国人投資家や機関投資家の積極的な買いが、日本株に集まってくること。
さらに、機関投資家というのは数か月から6か月スパンで投資ウェイトを決定していくため、断続的に株価が上昇していくと判断できます。
前半苦労した分、2016年は後半戦が楽しみです。
日経平均株価1万8,000円突破は意外と早いのではないでしょうか?
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相場の格言に「幸運の女神がノックしたら、すぐにドアを開け」という言葉があります。幸運(チャンス)を逃すな、という意味です。
誰にでも一生のうちチャンスというものは何度か訪れるもの。しかし、幸運の女神は気まぐれだから、すぐにどこかへいってしまいます。
もし、幸運の女神がノックをしたら、すぐにドアを開けようという格言なのですが、今がノックをしている瞬間だと強く感じています。(執筆者:坂本 彰)