マイホームの購入やファイナンシャル・プランニングのご相談をいただいたときには最初に
とお話しします。
目次
「ワンダフルライフ」とは
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自分と家族が将来も「安心して、楽しく、自分らしく」過ごす生活、「自分や家族の理想の将来の姿」、「実現したい未来」です。ライフプランの完成予想図が「ワンダフルライフ」とも言えます。
「ワンダフルライフ」のイメージがないと起きること…
例えば…マイホームの購入
その方はきっと、自分の家に合わせたライフスタイルに束縛されてしまうでしょう。「マイホームを衝動買いするなんて」と思われるかもしれませんが結構多いです。
後になって
「こんな生活がしたかったなぁ」
と思っても、簡単に変えられるものではありません。
最近は近隣との関係が昔より希薄になったとはいえ、子供が学校に通ったりするうちに地元とのコミュニケーションは深まり、離れにくくなっていきます。
お年を召された方が、「違うところに引っ越したらせっかく近所にたくさんいるお友達と会えなくなる」考え、引っ越しに後ろ向きになるという話もよくあります。
「資産形成」にワンダフルライフは欠かせない
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老後の資産をいかに確保するかというのはとても重要なことです。現役のうちになるべく貯蓄することが将来を安心して過ごすためには必要です。
では、いくら必要なのでしょうか。それは将来の自分や家族の将来のライフスタイル次第です。
「3年に1回は新しい車に乗り換えたい」
「週末は別荘で過ごしたい」
という未来を実現させたいと思うならば、そのために必要な資金がどのくらいなのかも考慮して資産形成していかなければなりません。
「定年になったら、都内の家は売却して田舎で自給自足に近い生活」が理想ならば、そんなに多くの資金は必要ないでしょう。
目標達成のために確実な1歩を考える
将来のイメージを実現する目的ために
という目標を設定します。
どんなに高い山も、一歩一歩登らなければ頂上にはたどり着けません。そして山に入るときには地図やコンパス、必要な装備があります。これらがなければ遭難してしまうでしょう。
マラソンでも同じです。途中省略はできません。マラソン大会ではあらかじめ多くのスタッフ、ボランティアがランナーをサポートしてくれています。しかし人生のマラソンではあらかじめあなたをサポートしてくれるスタッフやボランティアはいません。自分の意思でルートを選択し走らなければいけないのです。
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「ゴール」と「ルート」をきちんと決めておく
ゴールがどこにあるのか、どのようなルートを選択するのかがわからなければ、全く思いもよらないところに行ってしまうかもしれません。目先のことだけを見て生活している状況です。
「ダイエットしたい」と思いながら目の前のケーキが我慢できないというのも同じです。「ダイエットに成功したらこんな洋服を着たい」とか、「南の島に行って躊躇なく水着で泳ぎたい」という明確な目的があり、それを実現したいという強い欲望があることで今そのケーキを我慢することができるかもしれません。
計画的に自分の理想とするライフスタイルを手に入れるには、まず自分の将来像をイメージすることが大切です。あなたは「ワンダフルライフ」を描けていますか?(執筆者:西山 広高)