「節約」というと、少しでも安い食材を探しにスーパーを何点も回ったり、エアコンを極力つけないなど、家計を切り詰めて我慢するというイメージがあるかもしれません。
そのため「節約=ケチ」とか「節約=苦しい」というイメージを持っている人も多いかと思います。
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しかし、節約は本来楽しいものです。日常生活の中でお金に関するムダとムリを省いて、貯まったお金を自分の好きなことに使うというのが節約の目的。
今日は節約を楽しく長続きさせるためのヒントをご紹介します。
目次
ヒント1:ムダを省く
節約というと、まずはできるだけお金を使わないことと考えるかもしれませんが、削りどころを間違えると、時間を浪費してしまったり、他人に不快感を与えることにもなりかねません。まず、節約において大事なのは、ムダを省くことです。
例えば、そんなにほしくもないのに新商品だから買ってみる、用事もないのにコンビニに寄る、「安い」、「お得」という言葉に負けてとりあえず買ってみるなど、目的もなくお金を使っている場面はありませんか?
そういう場面を見直すことで、ムダな出費、ムダな時間を削減できるのです。ムダを省くためには、購入する際の判断基準を持つようにしましょう。
私の場合は、
2. すでに持っているもので代用できないか
3. これを買うことで生活が便利になったり、効率化が期待できるか
4. 流行に惑わされていないか
などを基準にしています。
ヒント2:ムリを省く
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我慢しながら節約をしてしまうと、衝動買いや外食でストレス発散して、逆効果になってしまうことがあります。そうした状況を避けるためにも、節約にムリは禁物です。
とくに真っ先に節約の矛先となるのが食費。毎日のように、目に見えて現金が出ていくので、ここを削ればどうにかなると考えてしまいがちですが、ムリをして節約すると健康を損なうことになってしまいます。
まずはコンビニ通いをやめるとか、小さなこと、かつ辛くないことから始めてみてください。
世の中には様々な節約情報がありますが、それはあくまでヒントでしかありません。自分が心地よく続けていけそうなものだけ実践していきましょう。
やみくもに取り入れると、かえって時間や労力のムダになってしまうことも。取捨選択していくことが大切です。
まとめ
収入が少ない人でも、日常生活のムダとムリを省くことで、節約を持続でき、貯蓄に回すお金を捻出することができます。貯まったお金を目的に沿ったものに使うことで、人は達成感や満足感を得ることができます。
節約は、そうした願望達成のための手段です。節約自体を目的とせず、その先にあるものに目を向けて楽しく続けていきましょう。(執筆者:垣内 結以)