2017年6月、家電量販店のコジマより「コジマ×ビックカメラカード」が誕生しました。
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コジマは同じ家電量販店にビックカメラと提携関係にあり、ビックカメラは「ビックカメラSuicaカード」を発行しています。
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果たしてどちらのカードがお得なのか、今回はこの2枚のカードを徹底比較したいと思います。
目次
維持費で比較
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コジマ×ビックカメラカードの年会費は完全無料ですが、ビックカメラSuicaカードも1回以上利用すれば年会費が無料となるので、大差はありません。
ただし、カード利用をしてもビックカメラSuicaカードのETC年会費は無料にはなりませんので、ETCの年会費が無料のサブカードを持つなどの対応が必要です。
モバイルSuicaを利用する方にとっては、ビックカメラSuicaカードはかなり魅力的ですね。
ポイントで比較
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ポイントに関しては、ビックカメラSuicaの方が付与率が高いです。
しかも、家電量販店独自のポイントの使い勝手にも違いがあり、コジマポイントはコジマの店舗もしくは通販サイトでしか利用できません。
一方のビックポイントは、ビックカメラの店舗や通販サイトはもちろんのこと、Suicaにチャージ(入金)することも可能です。
ビックポイント1,500ポイント→Suica1,000円分と目減りはしますが、使い勝手の良いSuicaに交換できるのは大きなメリットですね。
電子マネーで比較
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ビックカメラSuicaの電子マネーは、いずれもプリペイド(前払い)式ですが、コジマ×ビックカメラの電子マネーはWAONがプリペイド、イオンiDがポストペイ(後払い)型となっております。
チャージを忘れたときでも使えるiDを追加可能なコジマ×ビックカメラは、いざという時に安心です。
電子マネーでのポイント付与は、ビックカメラSuicaに分があります。
WAONやiDの使える場所は限られていますが、SuicaはJR東日本のみならずほぼ全国の電車やバス、そして地元の交通系電子マネーが使える店舗でしたらほぼ使えます。
補償で比較
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家電量販店での長期保証はどちらのカードも変わりありません。
ビックカメラSuicaには旅行傷害保険が付帯していますが、年会費無料で旅行傷害保険が自動付帯するクレカもありますので、2枚持ちすればコジマ×ビックカメラでも問題はないでしょう。
コジマ×ビックカメラは、年会費無料ながらショッピング保険が付帯しているのが大きいです。
しかも、利用場所は支払回数に関係なく付帯しますので、かなり優秀です。
まとめ
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ビックカメラSuicaカードは、Suicaの汎用性を生かして、全国各地を公共交通機関で旅する人、ポイントをしっかり貯めたい人などにぴったりなカードです。
一方のコジマ×ビックカメラカードは、近くにイオンがある人が有利で、イオンカード利用者に対するイオンの割引やポイント優遇を受けられます。
ただし、コジマ×ビックカメラカードで本当に得をする人は、限られてくるかもしれません。(執筆者:角野 達仁)