特に40歳を過ぎた方は、無料の健康診断だけでなく、人間ドックも受けておきたいものです。
健康診断よりも検査項目が多く、最新機器を使うことも多いため、病気の早期発見につながります。
ただし、人間ドックは原則として全額自己負担のため、費用が気になってなかなか受けない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、保険会社の東京海上日動あんしん生命が提供している「人間ドック・脳ドック・がんPET検診優待サービス」を紹介します。
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目次
人間ドックはお金がかかる
通常、病院で診療行為を受ける際には、健康保険証を提示することで窓口負担が少なくなります。
しかし、人間ドックは健康保険証定時による割引がなく、基本的には全額自己負担です。
気になるその費用を、東京都にある「内幸町診療所」を例に紹介しましょう。
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通常の日帰りコースで5万円かかり、オプション検査を追加するとさらに高くなっていきます。
割引方法は限られる
医療行為として受診すれば保険適用となりますが、そのためには何らかの異常が認められていなければなりません。
助成制度を設けている自治体もありますが、住んでいる自治体に制度がなければ利用できません。
「人間ドック・脳ドック・がんPET検診優待サービス」で5~20%お得に
対象者が比較的多い
条件が厳しい他の割引制度と比べて、あんしん生命の提供する「人間ドック・脳ドック・がんPET検診優待サービス」は、あんしん生命の保険契約者本人に加え、その親族(配偶者、6親等以内の血族、3親等以内の姻族)も利用できますので、かなり対象者が広いです。
対象施設も比較的多い
「人間ドック・脳ドック・がんPET検診優待サービス」の対象となっている医療施設は、人間ドックが全国47都道府県の約800の医療施設です。
クレカ会社の人間ドック優待サービスは、大都市周辺に医療施設が限られていますので、地方在住者も非常に使いやすいですね。
脳ドックは約320、がんPET検診は、あんしん生命が独自に提携している医療施設です。
女医診療日や女医専門の検査や検査機器のある医療施設も案内してくれるので、女性にはうれしいですね。
利用方法は電話で簡単予約
利用方法ですが、まずは専用コールセンター(平日9時30分~17時30分の受付)に電話をしてください。
その上で費用や検査項目を聞いて、予約をします。
気になる費用は施設やメニューによって異なる
最も気になる人間ドックの割引率や費用ですが、施設やメニューによって異なります。
前述の内幸町診療所も対象施設となっており、基本メニューなら5万円~8万円が5%~20%オフとなります。
「人間ドック・脳ドック・がんPET検診優待サービス」の注意点
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あんしん生命が提供している「人間ドック・脳ドック・がんPET検診優待サービス」には、以下のような注意点もあります。
他の割引とは併用できない
クレジットカード会社の割引以外にも、健康保険組合や共済組合の割引制度もあります。
これらの割引とあんしん生命の割引とを併用することはできません。
オプション検査のみの受診はできない可能性も
気になるところをより詳しく調べるには、オプション検査が効果的です。
乳がんが気になる人はマンモグラフィーや乳房超音波検査、肺の疾患が気になる人は、胸部CTや肺がん腫瘍マーカー、胃腸が気になる人は胃内視鏡検査などがオプション検査として用意されています。
ただし、これらのオプション検査は基本コースの受診が前提で、オプション検査のみの受診はできない可能性があります。(執筆者: 角野 達仁)