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リタイアメントプランニングをしなければ老後資金がいくら必要かわかりません
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「リタイアメントプランニング」という言葉を聞いたことはありますか。
定年退職後のプランと聞けばイメージがわく人も多いのではないでしょうか。
定年退職後の生活の計画を立てたり、将来に向けて準備するお金の計画を立てることをいいます。
「リタイアメントプランニング」は老後充実した生活を送るために欠かすことが出来ない計画の一つでもあります。
計画を立ててから実行しなければ、行き当たりばったりのリスク多き道になることはお分かりいただけると思います。
定年後の生活を想像してください
年金問題など将来に不安を持っている人も多いのではないでしょうか。
55歳で早期退職をする人や、中小企業では定年がない会社もありますが、一般的には60歳が定年だとされています。
定年退職の時期をずらし嘱託でお仕事をして生活費を稼いでいる人もいます。
平均寿命も延びる中、定年退職後の老後の生活を豊かにする為に、今からいくらぐらいの貯蓄や生活資金が必要でしょうか。
老後に必要なお金と、もらえるお金
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生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によりますと、老後夫婦で生活していく為に必要な「月額約は24万円」になるといいます。
年間で見ても288万円がかかり、これを年金だけで賄っていくのはそう容易なことではありません。
そのうちの約9割が公的年金による収入だといわれています。
大手会社に勤めていれば「厚生年金基金」等の額も含め月額何とか生活していける分のお金は入ってきますがそれに該当する人ばかりではありませんよね。
生活水準等の見直しも大切
一般的な標準額とされる公的年金は国民保険で月額約13万円になるといわれています。
何とか生活する為に生活費を算出することが必要となりますが、お仕事もしていないと用意できるお金ではありません。
そうなると人生の3大資産といわれる公的年金だけではなく企業年金制度、退職金をいかに大切に使うかが定年後20年を生きる鍵となります。
また、高齢者になると消費支出といわれるエンゲル係数が高い傾向にあるため生活水準等の見直しも大切です。
老後資金を貯める上で大切なことは現状の把握です
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毎年誕生月に「ねんきん定期便」が送付されています。
50歳に満たない世代の人は加入実績に応じた年金見込み額が表示され、50歳以上の人は60歳まで加入し続けた場合の見込み額が通知されるようになっています。
自分がもらえる年金の金額を把握しておくことは「リタイアメントプランニング」にはとても重要なことだといえます。
また、年金の支給開始年齢は性別や生年月日により異なりますのでいつから支給されるのかもきちんと確認しておきましょう。
まとめ
「リタイアメントプランニング」をすることで将来に必要なお金が見えてきます。
キャッシュフロー表を作成し老後の収支にどのぐらいの差があるのか見直しましょう。
また出来るだけ若い頃から老後に向けて貯金をしたり投資などの運用をすることも検討しましょう。
もっとも、定年後少しでもいいから、収入を得る仕組みを作っておくことも大切です。
個人型確定拠出年金・iDeCo(イデコ)でもいいし、来年度より始まる積立NISAでも大丈夫です。
もっと言えば自己投資をして定年後も自分の力で稼ぐスキルを身につけることでもですよね。あなたが行動しやすい物から始めてみる事が大切です。(執筆者:金川 崇)