フィンテックに自動運転。IoTや人工知能。
第四次産業革命は私たちの思っている以上の速さで進展しています。
日本でもやっと注目され始めた第四次産業革命。
グローバル市場で、この革命を勝ち切れる国内企業が存在するでしょうか。個人的にはほとんどないと思います。
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フィンテックへの投資は米国に比べて大幅に遅れを取っています。
また、自動運転の技術でも他国に太刀打ちできるスピード感がありません。
電気自動車の分野も同様でしょう。つまり、第四次産業革命で国内マーケットは出遅れる。
先行者利益はすべて米国に持って行かれる訳です。第四次産業革命の果実は、米国株投資で獲得する。
今後は米国に目を向けた投資戦略が必要になってくるのです。
主力株が堅調な米国市場
ニューヨークダウ平均株価は年初から堅調推移。
直近発表の第2四半期決算も比較的安定しており、米国のファンダメンタルズが盤石なことは企業業績からも見て取れます。
ここもとのインデックスの上昇をけん引しているのは主力株です。
アマゾンの決算では、大幅減益が嫌気されましたが、その他企業では幅広い業種間で業績改善が見られます。
実際に年初からの株価推移も非常に堅調推移。フェイスブックの株価は年初から30%以上の上昇を記録。
アップルも同様に30%を超える上昇を見せています。また、グーグルの親会社であるアルファベットも25%を超える上昇。
マイクロソフトも10%を超える値上がりを見せています。
数か月前に相場を牽引していた製造業やエネルギー関連が芳しくない中、第四次産業革命に関係する企業群は非常に強い値動きを見せているのです。
イーロン・マスク率いるテスラ・モーターズも忘れてはならない
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テスラ・モーターズは世界を代表する電気自動車大手企業です。
CEOを務めるイーロン・マスクは、いわゆる「カリスマ」経営者。
イーロンが社長だからと言う理由でテスラ株を買うと言う人も多いくらいです。
そのテスラ社は7月28日より、量産型セダンであるモデル3の先行出荷を行いました。
2016年5月時点では40万台の事前予約と発表されていましたが、蓋を開けてみれば50万台を超える事前予約。
過去に、安全性能も世界ナンバーワンと評価された実績もあり、今後も売上が伸びる可能性が高いと想定されます。
一方で、昨年の生産実績に比べて5倍以上の受注があることはリスクと言えるでしょう。
個人的には、生産が追いつかないタイミングが出てくると想定しています。このタイミングで株価は調整する可能性が高いと踏んでいます。
悪材料噴出時の下落タイミングがテスラ社のエントリーポイントと言えるでしょう。(執筆者:徳田 陽太)
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