今も昔も悩ましい、子どもたちの夏の自由研究。
「何をすればいいか検討もつかない」という方は、100円ショップへ足を運んでみるのはいかがでしょうか。
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100円ショップには自由研究に役立つアイテムやヒントがたくさんあり、店舗によっては自由研究用のコーナーまで設けられているほどです。
数多くのアイテムがありますが、1年生の小学生を抱える筆者の目線で、「これは使える!」と感じた商品をご紹介します。
目次
1. 種類が豊富な工作材料&画材
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自由研究として最初に思いつくのが「何かを作ること」ですが、100円ショップには豊富な工作材料や画材がそろっています。
画用紙やダンボールはもちろん、木材、発泡スチロール、PP(ポリプロピレン)シートや、黒板シートなんてものまで100円で手に入ります。
また画材も、色鉛筆やクレヨン以外に、チョークや水彩色鉛筆、アクリル絵の具やガラス絵の具なども購入できます。
ホームセンターなどでも購入できる品々ですが、100円ショップの強みは、必要な分だけを少量から買うことができる点にあります。
「自由研究のための工作」という、学校に持っていきやすいサイズのものを作るときは、100円ショップはもってこいです。
何を作ればいいか迷っているときは、とりあえず100円ショップに行ってどんな材料があるのかチェックしてみると、良いアイデアが出てくるかもしれませんよ。
2. ねんど工作
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低学年の子どもでも扱いやすい工作材料といえば、ねんどです。
100円ショップには、あぶらねんどや紙ねんどといった定番品から、木粉ねんど、石粉ねんどなど、工芸向きの珍しいねんども売られています。
また、ねんどの型やねんどのはさみ、ねんど芯材もあるので、作品制作に必要なものはほぼ全て100円ショップでそろいます。
こむぎねんどやお米ねんどなど、アレルギーに配慮したねんども手に入るため、素材が気になるという方にもおすすめです。
3. プラバン
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好きな絵を描いてトースターで焼くと、きゅっと縮んで固くなるプラバン
。
小さいころ夢中になっていろいろと作った記憶があるのですが、今は100円ショップで材料が購入できます。
絵を描くだけなので低学年の子どもでも取り組みやすく、1日でできあがるのがうれしいポイントです。
付属のキーホルダーを利用しても良いですが、同じく100円ショップで手に入るヘアゴムにつけたり、ストラップにつけたりすることで、さまざまなアクセサリーに応用できます。
色合いの良いポスターカラーやアクリル絵の具などを使ったり、後述するレジン液をぬったりすると、しあがりに高級感が出て、作品としての質も高まりますよ。
4. 消しゴムハンコ
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カッターや彫刻刀が使える年齢であれば、消しゴムハンコを作るのはいかがでしょうか。
図案をトレーシングペーパーに写し、消しゴムに転写して、不要な部分をカッターや彫刻刀で削っていきます。
消しゴム部分だけでなく、トレーシングペーパー、カッター、彫刻刀、スタンプ台など、制作に必要な材料は全て100円ショップでそろいます。
連絡帳で使う「みました」というハンコや、ドリルで使う「よくできたね」というハンコを作れば、実用性もバッチリです。
5. UVレジン液アクセサリー
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≪購入場所:型は
セリア、その他は
ザ・ダイソー≫
おしゃれに興味がある女の子には、UVレジン液アクセサリー作りがおすすめです。
UVレジン液とは、紫外線に反応して硬化する液体のことです。形を作って固めるだけなので、手軽にオリジナルアクセサリーを作ることができます。
硬化にはジェルネイルなどをする時に使うUVライトがあると便利ですが、日の当たる窓際に置いておくだけでも固まります。
UVレジン液をベースに、ネイルなどで使用するグリッターやラメを混ぜたり、ドライフラワーを入れたりすることで、世界に1つだけの作品ができあがります。
筆者の6歳の娘も自分でアクセサリーを作りますが、意外とUVレジン液が知られていないのか、お友達に「どうやって作ったの?」と聞かれることが多いようです。
UVレジン液と一緒に、100円ショップでイヤリングパーツやネックレスチェーンを買って、友達に「いいね!」と言われる作品を作りましょう!
6. 手作りキット
アイデアを出して自由に作るのは難しいと感じるときは、手作りキットを利用するという手があります。
ザ・ダイソーは、手芸キットやウッド工作など、説明書がついている手作りキットが充実しています。
牛乳パックを使ったカルトナージュ(厚紙細工)やスイーツフェルト、今人気急上昇中の羊毛フェルトキットなどもあるので、好みに合わせて選ぶことができますよ。
7. 子ども実験シリーズ
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「工作ではなく研究がしたい!」という方にぴったりなのが、ザ・ダイソーの子ども実験シリーズです。
実験キットに入っているのは実験材料の一部のため、電池など足りないものを別途そろえる必要があります。
とはいえ手順書に必要なものは書いてあるので、準備に手間取ることはありません。
指紋を採取したり、塩の結晶を作ったり、アメーバを作ったりと、実験できる内容も多岐にわたります。
子どもの自由研究を手伝うつもりが、つい大人も夢中になってしまいそうな実験キットです。
100円ショップを活用して自由研究を楽しもう
親も子どもも、めんどうだと先送りしてしまいがちな自由研究ですが、100円ショップのアイテムを活用することで、手軽に質の高い作品を完成させることができます。
「自由研究どうしよう」とお悩みの方は、ぜひ大型の100円ショップをのぞいてみてくださいね!
※店舗によって置いている商品が異なるため、ご紹介した商品がない場合があります。(執筆者:青海 光)