20代で営業職をやっていたときは、毎日がっつりフルメイクだった筆者。30代になり主婦になったこともあって、「もっとシンプルに暮らしたい」とメイク道具も手放していきました。
一時期は
と日焼け止めのみで過ごしていましたが、30代半ばにもなると目の下のくまや肌のくすみが隠しきれず、また化粧品を買いなおすことに。
そんなフルメイク → すっぴん → シンプルメイクへの変遷をたどった経験から、最低限のアイテムで「ちゃんとお化粧をしている」感じに見せるコツをご紹介します!
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目次
基礎化粧品はなるべく1つに絞る
薄化粧で違和感なく過ごすために、日々の肌ケアはかかせません。
美容液などをたっぷり使って肌に栄養を与えるという方法もありますが、逆に使うものを削ぎ落していき、肌自身の回復力を育てるという考え方もあります。
筆者は「洗顔後に何も使わない」方法もしばらく実践していましたが、肌の乾燥がどうしても気になったので、保湿だけはするようにしています。
現在は化粧水や乳液が一体となったオールインワンのジェルクリーム1つで過ごしていますが、目立った肌トラブルはありません。
肌の性質は人によって異なるので、基礎化粧品が合うか合わないかは自分で試してみる他ありません。
自分の肌に合った基礎化粧品を探すときは、化粧水・乳液・美容液とアイテムを増やしていくのではなく、「洗顔後はこれ1つで大丈夫」と思えるものを探してみましょう。
基礎化粧品を1つだけに絞るだけでも、洗面台がすっきり使えますよ。
化粧品は洗顔料(せっけん)で落とせるものを選ぶ
化粧品を洗顔料で落とせるものだけにすることで、メイク落としが不要になります。
アイテムが減って身軽になるだけでなく、強い洗浄力がいらないので、肌への負担も減ります。
洗顔料で落とせないものをどうしても使いたいという場合は、資生堂のフルメークウォッシャブルベースという化粧下地を使うと、洗顔料で落としやすくなるのでおすすめです。
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ファンデーションは「ぬってカバー」より「光ってカバー」
ファンデーションを選ぶときは、しっかりした色合いでカバー力があるものより、肌の透明感をアップし、全体的に明るめのトーンに見せてくれるものを選びましょう。
カバー力があり過ぎるファンデーションでベースメイクをし、その上のポイントメイクが薄付きだと、アンバランスに見える場合があります。
肌のトーンを整える作用に優れているので、肌色の化粧下地をファンデーション代わりに使うのもおすすめです。
ファンデーションと日焼け止めはそれぞれ用意する
アイテム数をできるだけ減らすために、日焼け止めを兼ねたファンデーション1本で済ませたいところですが、日焼け止めとしての効果を十分に得るためには、ある程度の量をしっかりと顔にのせる必要があります。
ファンデーションを重ねると厚塗りに見えてしまったり、コストパフォーマンスが悪くなってしまったりする場合があるため、日焼けが気になる方は、日焼け止めとファンデーションはそれぞれ別に用意しておいた方が良いでしょう。
チークはあったほうが良い
「ちゃんとお化粧をしている」感じを出したい場合、チークは非常に大切です。
チークを使って血色の良さをプラスするだけで、ファンデーションで整えられただけの平面的な肌に、いきいきとした立体感を出すことができます。
おすすめは、チークとリップ、どちらにも使えるアイテムです。コスメの数を増やし過ぎずにすみますし、チークとリップの色合いが同じであれば、化粧に統一感も出ます。
シンプルメイクをする場合、チークの色は「自分のお風呂あがりの頬の色」になるものを選ぶと、肌なじみが良いですよ。
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アイブロウはこだわる
眉が濃く日常的に描く必要がない方は良いのですが、足りない部分を描き足したいという方も多いと思います。
眉は顔のパーツの中でも、顔全体の印象に大きな影響を与える部分です。絵でいえば額縁のようなものです。
アイブロウは無理に減らさない
ミニマリストとしては持ち物を減らしたいところですが、アイブロウに関しては、自分の納得のいくアイテムを利用しましょう。
ペンシル、パウダー、眉マスカラも必要だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。そうであれば、無理にアイブロウのアイテムから減らす必要はありません。
アイブロウ以外のアイテムからシンプルにしていき、「減らしてもいいかな」と思えるようになったら、ペンシルとパウダーは一体型にするなどの工夫をしてみると良いですね。
目が小さいのが気になる方
メイクで眉毛を太めに描き、違和感のない程度に目と眉の距離を狭めるのがおすすめです。
太眉は顔の印象をはっきりさせ、眉を近づけることで目を大きく見せる効果があります。アイメイクなしでも、ぱっちりとした目を印象付けることができますよ。
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シンプルメイクは時短にも節約にも効果的!
現在、筆者の朝のしたくは次のような流れになっています。
洗顔料を使わずぬるま湯で顔を洗う
↓
オールインワンジェル
↓
日焼け止め
↓
ファンデーション
↓
チーク&リップ
↓
パウダーアイブロウ
これで「ちゃんとお化粧している」感は十分出せますが、準備には5分程度しかかかりません。
使うアイテムも5点のみなので、ポーチの中もすっきりしています。
買わなければいけないものも必要最小限のため、以前に比べると月にかかる化粧品代もずいぶん安くなりました。
「ただの手抜きメイク」になってしまわないよう、ポイントを抑えて時短&節約を目指しましょう!(執筆者:青海 光)