近年メディアでも取り上げられることが多い甘酒ですが、皆さんは暮らしに取り入れていますか?
健康によさそうとは思っていても、「飲む」だけだからあきる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は甘酒は、使い方が色々あるのです。活用の仕方によって節約にも大きな効果を発揮します。
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甘酒はビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖やアミノ酸、そして大量のブドウ糖を含む甘酒です。
使わなくてはもったいない!
甘酒を常備している筆者が、美味しいレシピをいろいろご紹介しましょう。
目次
甘酒の購入方法
甘酒は多くのスーパーでは、缶や紙パックの飲み物としてドリンクのコーナーで販売されているほか、お豆腐売り場の近くなどにも、袋詰めされた状態で販売されているものがあります。
どちらを使うかは用途やお好みにもよりますが、筆者の場合、当初は缶の甘酒をそのまま飲んでいました。
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しかし、ある時一度濃縮タイプを使ってみると、「飲む」、「混ぜる」、「調味料」としてと色々な用途に使いやすく、保存もタッパにうつして冷凍すれば、カチカチに凍らずシャリシャリ状態のため、使いたいときすぐ利用できることに気がつきました。
価格的にも缶は1本190g80円~100円ですが、濃縮は2倍濃縮で350g250円くらいとリーズナブルです。
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使い方1. 飲み物やヨーグルトに加える
では実際どう利用するかです。
まずはポピュラーに、飲み物にしてみましょう。冬場のさむ~い日、暖めたお湯に加えれば、優しい甘みに温まります。
また夏場のあつ~い時期にはシャリシャリの凍った状態のまま、冷たい牛乳などに加えれば甘味が和らぎすっきりします。
匂いや独特の甘さが気になるなら、生姜やゆず、レモンなどを加えてみてもいいでしょう。
さらに女性には、甘酒 + 豆乳でイソフラボンやサポニンを加えることにより、美肌をはじめとする美容・健康効果も期待できるでしょう。
また便秘にお困りの方には甘酒 + 牛乳 + バナナ半分~1本をつぶしたものを加えるのもおススメです。
甘酒は意外に混ぜるものを選びません。
砂糖に代わる甘味と考えて、牛乳やココア、カルピス、さらにはヨーグルト、シリアル、果物とあわせても食べやすいでしょう。
使い方2.調味料として料理に
甘酒は発酵食品です。
そのため、特にお肉を調理するときや冷凍保存するときに活用するのがイチオシなので、ぜひお試しください。
柔らかくなる上に、鶏胸肉やちょっとお安い牛肉も味に深みとコクを与えてくれます。
使い方3.お菓子作りに
さらに用途は、お菓子作りにも広がります。
ホットケーキやパンケーキ、クッキーなどにいれても、違和感なく使えます。
作業工程3つのカンタン! 甘酒ケーキをご紹介しましょう。
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材料
・ ホットケーキミックス 200g
・ 甘酒 100ml
・ マーガリン 80g
・ 卵 3個
・ 牛乳 大さじ3
作り方
1. オーブンは180度に暖めておく。
2. ボールに柔らかくしたマーガリンと他の材料全てをいれ、よく混ぜる。
3. クッキングシートを敷いた型に2をいれ、オーブンで30~40分焼く
レーズンや胡桃などを入れると、バリエーションはさらに広がります。
また、子どもがいると夏場たくさん消費してしまうアイスも、甘酒で手軽に作ってみましょう。
材料
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・ ゆであずき缶 210g
・ 甘酒 200cc
作り方
・ ボールにあずき缶と甘酒を入れよく混ぜる
・ 製氷皿に流し入れ、冷凍庫で2時間以上凍らせる。
フルーツ缶と甘酒を混ぜ、凍らせてもすっきりした美味しいアイスになります。
最後に
甘酒には米麹で作るものと米麹と酒粕から作る2種類があります。酒麹から作る甘酒にはアルコールが入っています。
お子さんや妊婦さんのいる家庭では、米麹の甘酒を利用するのがいいでしょう。(念のためアルコールが入っていないか確認を)
甘酒を幅広く使用して、お料理に、お菓子にレパートリーを広げてみませんか。(執筆者:吉田 りょう)