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「IFA」をご存じですか
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投資初心者であれば、運用方法に迷うこともあるでしょう。数ある金融商品の中から、自分の意向に合った商品を見つける出す作業にも一苦労です。
近年、日本においても証券会社の新たなスタイルとして、IFAが重宝され始めています。
IFAとはインディペンデント・ファイナンシャル・アドバイザーの略で、「独立系の金融アドバイザー」を意味します。
IFAの魅力
IFAは証券会社の社員ではありません。よって、IFAからは、顧客目線に立った中立的なアドバイスを受けられる可能性が高いと言えます。
証券会社に属していると、その時期ごとに販売しなければならない商品があります。IFAにはそのようなノルマはありません。
また、証券会社とは独立してビジネスを行っているため、顧客満足度を高めなければお客さんも離れていってしまいます。
強引に数字を作りに行くような提案をされるケースはほとんどないと言えるでしょう。
少額でも親身なアドバイス
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基本的に、大手証券の顧客は一定以上の資産を保有する富裕層です。最低でも数千万単位で運用する顧客にしか担当は付きません。
あくまで私感ですが、投資初心者で小額から運用を始めたい方は、IFAにアドバイスを仰ぐほうが無難だと思います。
購入可能な投資商品も、定番商品であればIFAを介すことで問題なく購入できます。
その時々で担当が変わる可能性が高い、証券会社の窓口よりも、丁寧なアフターフォローを受けられる可能性が高いでしょう。
IFAと契約する前に確認する点
IFAは主にネット証券と提携してビジネスを行います。よって、IFAが顧客に販売できる商品は、提携先の証券会社によって異なるのです。
投資家はこの点は覚えておくべきでしょう。自分が契約したIFAが販売できる商品が少なければ、その分選択肢も減ります。
特殊な仕組債や、新興国の外債等の購入意向がある場合は、あらかじめ取引を予定するIFAに、商品ラインナップを確認することをおすすめします。
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資産運用のパートナー選び
日本における、金融を取り巻く環境も大きく変わりつつあります。Aiに頼った運用しかり、IFA制度しかり。
投資家の観点から考えると、今まで受けられなかったサービスを、簡単に受けられる時代になりました。
今や資産運用のパートナー選びは五大証券やネット証券にとどまりません。
個人投資家は新たな選択肢として、IFAの利用を考えてみてはいかがでしょうか。(執筆者:徳田 陽太)