すっかり洋服も冬仕様になりましたが、この時期に気になるのが洋服の毛玉。
冬服はモコモコとした生地が多いので、毛玉がどうしてもできやすいものです。

そこで100円ショップのザ・ダイソーで購入できるアイテムで、衣類の毛玉取りをしてみました。
スポンジ・ブラシ・電動リムーバー、それぞれのビフォー・アフターとメリット・デメリットをご紹介します。
目次
食器用スポンジ

「食器用スポンジで毛玉取りができる」と聞き、6個入りのキッチンスポンジを購入しました。
ザラザラとした硬い面で洋服の表面をこすると、毛玉が取れるのだそうです。
もしキレイに取れるなら、コストパフォーマンスも良いですし、余ったスポンジは他の用途にも使えて便利ですね。
さっそく毛玉取りをしてみたいと思います。
昨年子どもが着倒したコートで検証します。
アクリルが86%、毛が14%のコートの場合
コートの生地は、アクリルが86%、毛が14%です。
毛玉取り前

毛玉取り後

確かに多少毛玉が取れたことは取れたのですが、どちらかというと「毛並みが整った」という印象でした。
ポリエステル40%、羊毛とナイロンがそれぞれ25%、カシミヤ10%のニットの場合
思いのほか効果が薄かったので、今度はポリエステル40%、羊毛とナイロンがそれぞれ25%、カシミヤ10%のニットで試してみました。
毛玉取り前

毛玉取り後

しっかりと根付いた毛玉は取れませんでしたが、小さな毛玉は取れて、スポンジにくっついています。
スポンジ毛玉取りは、
・ 生地を傷めず毛玉を取るという力加減が難しい
・ 硬い毛玉は取れない
というデメリットがありますが、家にある台所用スポンジでできる気軽さと、広範囲を一度に処理できる点が大きなメリットです。
やわらかめの毛玉が全体にできてしまったというときは、一度スポンジ毛玉取りを試してみるのも良いかもしれませんね。
毛だま取りブラシ

次は、豚毛でできた毛だま取りブラシを使ってみました。
毛玉取り前

毛玉取り後

大きい毛玉も取れて、スッキリしました!
ただ、使い始めだったからか、ブラシをかけている途中に豚毛がパラパラと取れて、コートについてしまいました。
また、ブラシにしっかり毛玉がからみつく分、ブラシから毛玉を取り除くのに少し手間がかかります。
とはいえ1つ100円ですから、ワンシーズン使い切りで、ブラシに毛玉が大量についてしまったら取りかえる、という使い方でも良いのかもしれません。
ブラシ部分が縦10cmほどと大きいため、ロングコートなど面積が広い洋服でも活用できます。
広い範囲に毛玉ができてしまった場合には、毛だま取りブラシをおすすめします。
電動毛玉取り

ザ・ダイソーでは、電動の毛玉取りも売られていました。
毛玉取り器を服の表面に当てると、中に入っている回転式の刃物が毛玉を切ってくれるという仕組みです。
単三電池2本は別売りのため、家にない場合は一緒に購入しておく必要があります。
スイッチを入れると、思いのほかパワフルな駆動音が聞こえてきました。毛玉を取ってみましょう。
毛玉取り前

毛玉取り後

硬い毛玉もきっちり取れています!!
袖の一部分だけに毛玉取り器を当てただけですが、こんなに毛玉が取れていました。

カミソリを使うよりはるかに安全ですし、強く押しつけなくても毛玉が取れるため、生地にも優しいように感じました。
デメリットとしては、
・ 広い範囲の毛玉を取るには時間がかかる
・ 毛玉を切る力や回転力がどの程度もつのかがわからない
といった点が挙げられます。
とはいえこちらも1つ100円ですから、1台購入しておいて、時間があるときに地道に毛玉を取り、ワンシーズンで使い倒すというのでも十分な気もします。
ゴワゴワとした硬い毛玉が多いという場合には、毛玉取り器を使うのがおすすめです。
ブラシ+毛玉取り器で冬を乗り切ろう!
筆者は、日々のお手入れはブラシで行い、毛玉が気になる時は毛玉取り器を使っています。
気に入って何度も着てしまう冬服にはすぐに毛玉ができてしまうのが悩みでしたが、ブラシと毛玉取り器を併用することで、大事な洋服をキレイに保つことができています。
毛玉ができて困っているという方は、ぜひ一度、100円ショップの毛玉取りグッズを試してみてはいかがでしょうか。(執筆者:青海 光)