新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
さて、2018年スタートしました。想定以上の強さで幕を開けて一気に三角保合い上放れとなり上値模索の中、2営業日を終えて週末入りとなりました。
年末は、どちらに離れるかわからない場面ながら、テクニカル的に上放れの可能性が高いと指摘し、その通りとなりました。
私的には、下げてほしいという願望がありましたが、建玉的にはどちらに離れても問題なしという体制でしたので、粛々と売り玉の縮小と少量の買い乗せで大発会の対応としました。
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目次
この上昇がどこまで行くのか?
いくつかの計算式で考えてみたいと思います。
直近では三角保合い上放れに対してのメド計算として、12月1日から6日までの下げに対してのV値計算で考えると、2万2994円から2万2119円の下げた分875円を2万2994円に足すと2万3869円となります。
この金額は週明けに、いきなり到達という可能性もあります。
さらには、大きな流れで見ると9月8日を起点、11月9日高値2万2282円、押し目11月16日2万2972円で計算するV値、2万2492円、さらにはN値、2万6116円と段階的に上値めどとして見ていきます。
そして25日線との乖離が8%近辺まで離れたときもメドとして考えたいと思います。
日柄では、9月8日から11月9日までの上昇が42日の基本数値、対等数値も合わせて考え、11月16日からの42日後が1月18日となります。
ちなみに11月16日から今週末で33日という基本数値なので、9日の週明けから押すという可能性も日柄からは見えてきます。
さてさてどうなるでしょうか?
米国の動きでは上げてきていますが、月曜日が祝日の為、まだ週明け火曜日が上げるかは未確定です。
しかし、今のところ下げる要素は見えませんので、基本は上げてくると考えますが、東京では昼間には久々の地震警報がなり、さらに深夜に直下型の地震がありました。
いつなんどき震災などが起きるかもわかりません。常に緊張感をもって相場とは向き合い、見えないところにリスクが潜んでいることを忘れないようにしていきましょう。
私自身は、押すかもしれない前提でいつつ、今回の上放れで一旦上昇に気持ちを寄せて週末均衡という流れで利益も損も出ないような建玉になっていますが、今が利益を積み上げるタイミングとは考えず見極めのタイミングと考えます。
自分自身の中でわかりやすいと思った時がチャンスのタイミングですので、自分自身の勝ちパターンを探すのも一つのスタイル。
常に利益を狙うのだけが勝つやり方ではないので、無理しないときや、休むのも一つのスタイルです。臨機応変に対応したいものです。
現状分析
5日線
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下向きから一気に向きを上にと変えて位置も下から上としました。
波打ちしながら、今回の反発は久しぶりに25日線としっかり乖離しました。
短期的には完全に一旦上昇という動きです。ここで下げだ、下げだと意地を張ることは無謀です。流れをしっかり見極めましょう。
25日線
変わらず上向きで、乖離をまた上に広げる展開で週末入りとなりました。
週末の高値の乖離率が3.95%となっており、多少乖離しているかなーという状況でまだ過熱というレベルには至っていません。
75日線は変わらずです。
トレンドライン
上に関しては、遮るものが無いというのが現状ですが、一つ過去のサポートラインの9月8日と11月16日の安値を結んだラインの延長線が、上値抵抗線になりつつあるように見受けられますが、どうなるでしょうか?
あとは、11月16日と12月6日の安値を結んだラインのチャネルラインを、11月9日の高値から引いて出来る切り上がりのBOXになるかも注目です。
下に関しては、過去の上値抵抗線として11月9日の高値と12月1日の高値の横軸が目先のサポートラインになると考えます。
切り上がりのラインでは、12月6日と28日を結んだラインが機能するか?
下からの9月8日と12月28日の安値を結んだラインが機能するか?
注目です。
テクニカル指標
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一目均衡表
上昇トレンド示唆となっています。
遅行線と日々線の天底一致が6営業日後となるのでそのあたりが注目日となります。
ボリンジャーバンド
保合い上放れで+3σを上抜けました。
バンドが開く状況となったことで、ここからバンドウォークの可能性が出てきました。
実行されるとかなりの状況が見込めますが、どうなるか? 週明け2、3日の動きに注目です。
スローストキャスト
ゴールデンクロスの位置が切り上がり強い雰囲気を出しています。
デットクロスの位置が切りあがると買われすぎゾーンで横にスライドするという完全系の強い状態が出来上がり、ボリンジャーと合わせて綺麗な上昇示唆となりそうな雰囲気ですが、ここも2,3日の動きで答えが出てくると考えます。
総合判断
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当然のことですが、上抜けたことで上への意識を強くすることを前提に、どこで天井付くのか? をすでに気にする展開と考えます。
基本上昇トレンドに戻ったとし、押し目買いスタンスで、下げたら買いがメインの行動と考えます。
年末までの雰囲気を一転、新年を迎えました。いつまで続くかはわからないですが、強気相場となっています。
方向感が見えないところでの気持ちの寄せは危険です。わからないときはわからないなりの対応を心掛けましょう。
連休明けもまた不透明ですが、考えを偏らせずに見極めてまいりましょう。(執筆者:城 晶子)